『ちんすこう vs うこん ~宇宙(そら)、埋め尽くす愛~』はGAGEX及びStudio.Qが製作した放置型大量生産ゲーム。
主人公が目覚めるとそこは宇宙。記憶喪失になってしまっていた主人公はちんすこうを生産し発射する謎の戦艦の艦長(カンチョー)になっていた。戦艦に搭載された人工知能「オスレット」とともに、迫り来るUnknown、通称ウコンを倒し、ターメリック帝国を崩壊させ地球に帰るミッションをすることに。
ゲームを進めていくことで、この物語の真相を知る……。
ちんすこうを生産して、うこんを倒せ!
主人公に向かってくる敵「うこん」たちに対抗する唯一の手段として、沖縄の銘菓「ちんすこう」をエネルギーに転換して戦うことができるというよくわからないゲーム。
しかし、生き残るためにはちんすこうを生産するしかない!
ちんすこうは戦艦をタップしたり、ちんすこうを使って設備を購入・強化することで生産をすることができる。
宇宙を埋めるくらいの勢いでちんすこうを生産して、うこんを倒そう。
たまに現れるUnknown(うこん)は、放っておくと生産したちんすこうを破壊してしまう。
うこんをタップすることでちんす砲を発射して倒すことができるので、見つけたら倒すようにしよう。
ちんすこうを貯めることでストーリーも進んでいく。
記憶喪失の主人公と人工知能の女の子「オスレット」、少しずつ打ち解け合っていく二人。
一体この状況は何なのか、少しずつ謎が解けていく……。
タップと設備によってひたすら大量生産をしていく、いわゆるクッキークリッカーゲーム。
「ちんすこう」「うこん」と、ちょっと間違えると別の言葉を連想してしまうような名前の通り、出てくる敵の名前も「タンク」「ベンザアタック」「ビッグ・ベン」などなど、もうお分かりですよね。人工知能のオスレットちゃんも、つまり……。
設備も時事ネタのような誰もが聞いたことのあるような言葉が、ちょっぴりブラックに使われている。思わず、「おいおいw」と言ってしまいたくなるような設備名や敵の名前等、も楽しめるポイント。
しかし、そんなおバカ設定ばかりかと思いきや、実はストーリーがかなりシリアス。
物語を進めることで、主人公が何故ちんすこうを生産しなければいけないのか、サブタイトルの「愛」の意味もわかっていく。
設備を強化しながら放置しておくだけでもプレイすることができる本作。
是非、宇宙を舞台にした謎の感動ストーリーを確かめてみて欲しい。