財務省からブラウザゲーム『財務大臣になって財政改革を進めよう』が財務省ホームページに公開されました。このゲームは、平成28年度予算をもとに、財務大臣として財政改革を行い、 2020年度までに基礎的財政収支の黒字化を目指すものとなります。
ただこれはあくまで、
(注)本ゲームにおける基礎的財政収支の改善目標は、ゲームのために国の一般会計予算を対象に簡略化したものであり、実際の目標とは異なります。
とのことです。実際の目標とは異なると。なるほど、ゲームなのですから色々試してみたいところ!
ということで今回は、このゲームの遊び方や遊んだ感想を交えてお伝えします。
遊び方
まず操作は財政改革に関する各項目をタッチして
増額、減額、現状維持の3択から選択するだけのシンプルな作り。
選択肢では国民の声を参考に、増額か減額かを判断します。
▲要するに右上の数字を0以下にすることが目標。
項目の選択終了後に「予算編成終了」を押すと2020年の予算結果が出ます。
ちなみに、何もせず「予算編成終了」を押すともちろん何もテコ入れしていない状態なので日本の末路が垣間見えます…恐ろしすぎる。
いざ、財政改革!!と意気込みお試しプレイ
■1回目
サンドバッグ森口も財務大臣としてプレイしてみました!行政サービスの停滞など、将来世代に負担を残さぬよう黒字を目指してやっていきましょう。
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「目標を達成することができませんでした。」
「行政サービスの停滞など、将来世代に負担を残しました」…だと?
選択肢を選ぶ際に現れる「国民の声」に耳を傾け、メリット・デメリットの振り幅が大きくなりすぎないよう増減額の割合を+3%とかでやった結果、圧倒的に
赤字-24.6兆円。
■2回目
なるほど。分かった。分かりました。もう少し厳しく増税しつつ、公共事業や科学技術などの増減額率を上げようではありませんか!
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「目標を達成することができませんでした。」
「行政サービスの停滞など(以下略。」
うん。ダメでした。先ほどより各項目、特に社会保障の減額率大UP、地方交付税交付金の減額率大UP、税制改革の増額率大UPと行ったつもりでしたが、
黒字届かず。
これはもしかして…
■3回目
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社会保障と、税制改革の減額率超大UP(-30%)の2項目でようやく
黒字に。
つまり、税金と老後の保障を大幅に手を加えないと黒字に届きません。ということをゲーム内で伝えたいのでしょうか…?
(注)本ゲームにおける基礎的財政収支の改善目標は、ゲームのために国の一般会計予算を対象に簡略化したものであり、実際の目標とは異なります。
編集部コメント
うん。ゲーム内のことですものね。これが本当に行われる施策だとしたら税金は38%となり、先日通勤用に購入した3万円のロードバイクの価格は+11,400円となり、44,400円となります。つ、通勤もままならない…!?
ゲームを通して仕組みを理解でき身近なもので置き換えることもできるので、ぜひともプレイして日本(仮)に変革をもたらしてみましょう!
・財務省ホームページは
こちらから。