『ゲーミフィジャパン』ワークショップに潜入!アナログゲーム開発を取材!【取材】
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2016-05-22 20:52:00
ドーモ、アナログゲーム担当のフェニックスです!
今回はアナログゲームをプレイすることから趣向を変えて、アナログゲームを作っている企業に取材をしてきました!
取材にご協力してくださったのは「ゲーミフィジャパン」さんです!
ゲーミフィジャパンとは?
▲ゲーミフィジャパンWebサイト
「ゲーミフィジャパン」は2013年から活動をスタートした企業です。
ワークショップを定期的に開催し、そこで一般の方が開発されたアナログゲームの印刷や販売をサポートしながら
商品化へ導く活動などを行っています。
その他にも、個人や企業の課題をゲーム性を用いて解決するような取り組みも行っています!
ワークショップでどんなことするの?
さて、そんな「ゲーミフィジャパン」では、一般公募で集まった参加者達と共にアナログゲームを開発していく、ワークショップを開催しています。
これまでに16名の卒業生と数多くのゲームタイトルを販売してきました!
そんなワークショップは今回で第4期となり、4名の参加者で行われました。
このワークショップは全6回からなり、約3ヶ月のペースで、ゲームの開発→販売までを進めていきます。
ワークショップ開始!
取り組みとしてはまず、既存のアナログゲームからインスピレーションを得るため、参加者同士がゲームで遊びます!
第4期では「カードゲーム」がテーマになっています。なのでカードゲームにちなんだタイトルをゲーミフィジャパンが抜粋。
まずは、『シンデレラが多すぎる』。
これは4枚の中からシンデレラにしたいカードを選び、それに沿うようなヒントを場に並べていき、自分の手札をシンデレラにしていくカードゲームです。
このゲームはルールがわからなくても、取り敢えずカードをプレイすればゲームは進み、最後までわからなくても、最後のカードがシンデレラになっているかどうかは他のプレイヤーが判断してくれる、というアナログならではの大雑把さが良いように作用しているゲームです(笑)
次は『ネコの集会』。
これは、自分のネコをいずれかの土地に配置することで得点を得られるカードゲームです。
土地ごとに点数のバラつきがあり、自分の手番では、ネコを配置せず、1つの土地で次にめくられるカードを覗き見ることもでき、運に頼らず、手堅く点数を取りに行くこともできます。
セオリーはありながらも、相手の動向を読むことで1手先の点数を獲得することもできる、点数配分に優れたゲームです。
そして『Kitty Paw(キティ パウ)』。
これは先の2作品とは全く毛色の違うパズルゲームです。
真ん中に出されたお題に一致するように場にあるパネルをかき集めて、形づくって行きます。
▲今まさにハイタッチの図
最初に作り上げた人は手を上げ、その周りの人は急いでハイタッチを行う(!?)というなんともユニークなルールがあります。
最後は『アニマル大番長』。
これは、ヤンキーに扮した動物カードを使い、相手の伏せカードにタイマンを張り、勝った数を競うというノリと勢いが大切なゲームです。
世界観とゲームシステムがマッチした作品です。
▲当日の会場の様子
そして、始まったワークショップでは、各人どんなゲームを作りたいと思っているのかを交えて自己紹介。
そこからモチーフを決めて、物語を付け足していく。
▲参加者に配られたテキスト
最後には◯◯が◯◯するゲーム、とまとめられるところまで行くことが今日のゴールとなります。
参加者はこまめにディスカッションを行い、ゲームのアイディアを膨らませていきます。
ゲームの指針に迷ったら冒頭に遊んだゲームからアイディアが降りてくることもあります。
ワークショップの司会を務める石神氏に聞いたところ、以下のような点に注意して取り組んでいるとのこと。
Q.これまでのワークショップでは、いつ頃ゲームとしての形が出来上がりましたか?
A.ゲームとして形になるのはワークショップの5回目か6回目くらいですね。
早い段階で形にしてしまうと、知っているものの枠から離れられなくなり、どこかにあるようなものになってしまうんです。
なのでルールはできるだけ最後まで固めず、ぎりぎりまで自由は発想でゲームを作ってもらうようにしています。
そして、当日のワークショップは終了。
参加者はまだ形は決まらないまでも、自分の作ったゲームで何を表現したいか、が決まったような表情で幕を閉じました。
編集部コメント
というわけで、なかなかゲームを作っている人の考えに触れる方も多くはないと思いますが、
ゲームを作りたい!という熱い思いがありながらも、一歩踏み出せずにいるそんな方には!
ぴったりの場ではないでしょうか!?
ゲーミフィジャパンでは、特にゲームで伝えたい「思い」を重要視しているようです。
しばしばゲーム作りは「ゲームを作ること」が目的となってしまいがちですが、ここでは、ゲームをプレイした先に何を感じてもらうか、に主観を置いて開発を進めていました!
興味のある方はぜひ参加してみてください!残念ながら、今期の募集は終了しているとのことです。
次期の募集は公式サイトまたはfacebookページで案内があるので、そちらを要チェック!
ゲーミフィジャパン
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