狂気を感じざるを得ない周辺機器「Blood Sport」の存在が明らかになった。この「Blood Sport」は、ゲーム内でプレイヤーが死ぬたびに機材により一定量の血を抜かれるというもの。
構造は「Android基盤がコントローラーの振動に反応し、プレイヤーの腕に刺した献血用針から血を抜く」といったもののようだ。仕組みは分かれど理解が追い付かないのが正直なところ。「Blood Sport」のショッキングな動画が公開されている。
作られた意図・目的は何だろうか。動画説明分と併せてその目的を紐解いてみよう。
「戦争ゲームでは死んでも再度遊べる。あなたが失うものはない。私たちは『Blood sport』を提示します。遊び、死に、献血せよ。若者たちに戦争ゲームの軽薄さ、献血の必要性を気付かせることができ、その上に負けた方が支払う血は苦しんでいる人々に届けることもできます。」と動画説明分には明記されている。
もともとこの取り組みは、「献血」を目的としたもので、2014年にKickstrter(クラウドファンディング)で資金を募ったプロジェクトだった。しかし、目標とする資金がほぼ集まらず中止となっていた。
それからも彼らは活動を続け、スペインで10月6~9日で開催される「Barcelona Game World」に、出典を予定している。公式ページにて確認したところ出展者リストに記載されていなかった。
▲動画は「Barcelona Game World」用に作成されたようだ。
目的が「献血」であることは理解でき、メッセージを伝えるためにインパクトの強い手段が必要だったことも納得できる。その手段として用いられた「Blood sport」。これに賛同が得られるかどうかは疑問が残る。