はいどうも。レトロゲーム担当です。夜の学校って怖いですよね。暗いし、広いし、誰もいないし。あの廊下を曲がったその先に誰かいるかもしれないし、美術室ではデッサン人形が会話してるかもしれないし、ピアノはひとりでに鳴るかもしれない。
心当たりはありませんか?
ほら、3階の西側にある女子トイレ……奥から三番目の個室には入っちゃいけないんです。
だってそこは
花子さんが出るから
それでは、今回は「学校」を舞台にしたホラーゲームを中心にご紹介します。
怖い話を聞くだけ、そう思ってたのに……
『学校であった怖い話』
『学校であった怖い話S』
バンプレスト SFC /PS
1995年8月4日/1996年7月19日発売
当時、ノベルゲームというと一本の長編をプレイするものでしたが、短編を「語り手」から聞いていくというスタイルをとっています。また、「縦書き」のノベルゲームは珍しかったと記憶しています
(他にSFC/GB『夜光虫』など)。
ゲームでは学校の七不思議特集の取材を担当することになった新聞部1年の主人公が、6人の「語り手」が話す怪談を聞いていきます。ストーリーは途中にある選択肢だけでなく語り手を選ぶ順番でも変化します。さらに
「聞く」だけではなく
「体験」することも……。
なお本作のシナリオを担当した飯島氏は、その後『アパシー・シリーズ』を立ち上げ新作を何本か発表しています。
女子高生が体験する等身大の恐怖
『トワイライトシンドローム 探索編』
『トワイライトシンドローム 究明編』
ヒューマン PS
1996年3月1日/1996年7月19日発売
前年に発売されたSFC『クロックタワー』で強烈な印象を植え付けたヒューマンが続けて発売したホラーゲームです。主人公は普通の女子高生3人で、会話も女子高生そのもの。等身大のキャラクターが恐怖体験をすることで、プレイヤーも世界に引き込まれていく、そんなゲームです。なお恐怖を感じると画面上部にある心電図型の恐怖度メーター「フライトレベル」が上がっていき、一定値を超えると……。
ゲームはシナリオごとに「噂を入手してその場所を探索し、真相を暴く」という内容。最後に結果が「大吉」「中吉」「凶」で示され、どこまで噂の真相に迫ったかが分かります。「大吉」なら噂は解明、「凶」ならばその場でゲームオーバーです。
この話、実話なんだ
『百物語 ~ほんとにあった怖い話~ 』
『古伝降霊術 百物語 ~ほんとにあった怖い話~』
ハドソン PCE/SS
1995年8月4日/1997年8月8日発売
いわゆる「百物語」を題材としたノベルゲームです。朝日ソノラマ刊行の『ほんとにあった怖い話』に一般投稿された実話怪談をもとにしたノベルゲーム。タイトル通り、百本の怪談を収録しています。
(それぞれのハードごとに別のおまけシナリオ有)
怪談の語り手でもあるタレントの稲川淳二氏が監修を務めており、氏の語る怪談も楽しめるようになっています。また、サターン版にはハード内蔵の時計の時刻限定で読めるシナリオも存在します。
◆その他オススメホラーゲーム
『夕闇通り探検隊』
スパイク PS
1999年10月7日発売
中学生の視点から「噂」を検証していくアドベンチャーホラー。深夜、眠っているときに発生する霊障シーンがまた恐怖を煽ります。『トワイライトシンドローム』の一部スタッフが開発にかかわっています。
『稲川淳二 真夜中のタクシー』
ヴィジット PS
2000年7月13日発売
深夜タクシーの運転手であるプレイヤーが「客から怪談を聞く」「怪談が書かれた文を読む」のがメインのホラーノベルゲームです。一部シナリオでは稲川淳二氏によるフルボイスとなっているため、イヤホンをしてプレイすることをオススメします。なお、ヴィジットからは他に『大幽霊屋敷 ~浜村淳の実話怪談~』『稲川淳二 恐怖の屋敷』など、タレントもののホラーゲームが出ています。
さて、いかがでしたか?
ホラータイトルが集中した1995年はテレビドラマ版「リング」
(初映像化版)映画「学校の怪談」など、ゲーム以外でもホラーコンテンツがヒットした年代です。一度プレイしたら決して忘れられない、それがホラーというジャンルだと筆者は考えるのです。
次回…そう、次回はゾンビがこのコーナーを襲うでしょう。
みなさんは、どのゾンビが好きですか?
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