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【夏のホラーゲーム特集】最終回:闇から来るモノ 闇に佇むモノ

2017-08-18 19:45:00
どうも。レトロゲーム担当です。さて、本日はホラーゲーム特集第4回目にして最終回です。第1回を書いている時はちゃんと夏だったのですが、今週都内は涼しい日が多く……。あれ、これホラーゲームしなくても涼しくない? と思ったりもしました。

PS2タイトルがメインになってしまい、大分発売時期がレトロから離れてきましたが(それでも10年以上前がほとんどだから! 勘弁して!)…今回のテーマはこれです。
「ジャバニーズホラー」
脅かしてくるモノよりも、闇にひっそり佇むモノが怖い、いやそもそも「そこにいる」だけで怖い。いやいや、結局一番怖いのは生きている人間……?

では最後のホラーゲーム特集、最後までお付き合いください。
 

怖すぎてCMが放映禁止に!伝説のホラーゲーム

『SIREN』シリーズ
ソニー・コンピュータエンタテインメント
 PS2

2003年11月6日発売
 
PS2ホラーゲームの代表格。発売当時TVCMが流れていたのですが、これがまた抜群の不気味さで、目から血を流す“屍人”の姿がさぞ皆さんの脳裏に焼き付いたのではないかと。(途中で放映禁止になりましたしね……)ゲームはホラーアドベンチャーで、人物や時間を限定した細かい「シナリオ」の集合体となっています。探索中は“視界ジャック”で周辺にいる人物の視界を盗み見ることができ、行動パターンを把握したり、遭遇を回避したりしながら進めます。この遭遇回避を優先した仕組みが斬新で、スリルと焦りを助長させることに…。ゾンビゲーとはまた違った感覚で遊びたい人に特にオススメです。

シナリオは薄気味悪い村、羽生蛇村にやってきた少年が土着信仰の儀式を行っているところを目撃するところからスタートします。何もわからないまま追ってくる“屍人”……。シナリオの終了条件を達成するとクリアとなり、次のイベントへと進んでいきます。
 
 
 
  

ありえないものを凝視しなくてはならない恐怖

『零 ~zero~』シリーズ
テクモ PS2 
2001年12月13日 発売
 
もう一本PS2から選ぶとしたらこれしかないでしょう。怖い、でも見たい、いや見たくない、というホラーへのジレンマをゲームとして取り込んだホラーアクションアドベンチャー。「射影機」と呼ばれるカメラを使って霊を“撮影”して撃退するというのが最大の特徴。“撮影”の際には、霊をしっかり中央に捉える必要があるため、進むためには霊を直視する必要があるのです。正直怖すぎて泣きを入れた。

いわくつきの屋敷「氷室邸」の取材へ向かったまま行方不明となった兄を探すため、妹の雛咲深紅は屋敷へと足を踏み入れた。そこで深紅は兄が持っていたはずの「ありえないものを写す」射影機を発見、兄の危機を感じ取る……。
 
 
 
なお「心霊現象にはファブリーズが効く」という話が本シリーズ2作目『零 ~紅い蝶~』のスタッフコラムに記されています。
 
   

次々と謎の焼死を遂げる仲間たち……その原因は

『忌火起草』
セガ/チュンソフト PS3 / Wii
2007年10月25日発売

チュンソフト開発のホラーサウンドノベル。人物・背景が実写で表現、またキャラクターの台詞はすべてボイスで表現され、その場の画面では“読む”ことができなくなりました。逆に、怖いシーンは音を絞ってやりすごしてきた人も強制的に台詞を聞かなくてはいけない仕組みになりました。シナリオは色で分類され、どのシナリオを読んだのかが分かりやすくなっています。(それでも全クリアにはやり直しが必須ですが)なお今から購入する場合は、断然Wii版をオススメしておきます。
 
 

◆その他オススメホラーゲーム


『九怨 -kuon-』
フロム・ソフトウェア PS2 
2004年04月01日発売
平安時代を舞台としたホラーアクションゲーム。陰陽師の力を使い、魑魅魍魎が跋扈する藤原頼近の屋敷の謎を解き明かしていきます。全三章で成り立っており、物語をそれぞれ別の視点から体験することになります。「平安」というテーマを生かした恐怖が味わえます。

『ナナシ ノ ゲエム』シリーズ
スクウェア・エニックス DS
2008年7月3日発売
スクエニ初のホラーゲームタイトル。「プレイすると一週間後に死んでしまう」という呪いのゲームの謎を解くホラーアドベンチャー。DSを縦(画面が左右に並ぶように)に持って探索するモードと、横に持って「呪いのゲエム」をプレイするモードを交互にプレイし、ゲームを進めていきます。続編として『ナナシ ノ ゲエム 目』も発売されました。

 

ホラー特集にお付き合いいただきありがとうございました。少しは涼しくなったでしょうか。

第1回から今回まで、ご紹介した中で筆者が一番怖かったタイトルは『零 ~zero~』です。これだけは本当に無理で、プレイ開始から15分くらいで土下座しました。次いでSFC『クロックタワー』。いくつかBAD END経験した後で攻略本読み込んで怖さを軽減してからやりました。(嫌い嫌いといいつつ結構やってるなぁ……。しかも『クロックタワー』は発売日に買ったんだった。『イルブリード』も『エコーナイト』もまだ持ってる。)

皆さんも好みのホラーゲームを見つけて楽しみましょう。まだ夏は続くんですよ……。

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