郵政記念日は1871年の今日、日本でそれまで主流だった飛脚制度に代わり郵便制度が始まったことにちなみ制定されました。今となっては郵便だけでなくインターネット上でのやり取りが当たり前となっていますが、セガ最後の家庭用ゲーム機となった
ドリームキャストにもメール機能が搭載されていたことはご存じでしょうか。
ネットワーク機能が標準搭載!未来を先取りした夢のゲーム機「ドリームキャスト」
ドリームキャストは、1998年にセガから発売された家庭用ゲーム機です。
『バーチャファイター3tb』など4タイトルが同時に発売され、それまでのハードとは一線を画す美麗なグラフィックが当初注目を集めていました。
そして、ドリームキャストには
『ドリームパスポート』というインターネット接続ソフトが付属しており、そのソフトを使えばメールの送受信やチャット、ブラウザーの使用が可能となっていました。
さらに1999年にはメールソフト
『ドリームフライヤー』が発売され、200種類のキャラクターカードや1000種類のスタンプを使ってカラフルなメッセージを送りあえることができるようになりました。そして「受けメロエディット機能」を使って自分の好きなメロディーをメールに乗せて送ることも可能でした。
しかし、ドリームキャストを超えるCG処理能力とDVD再生機能が搭載されているPlayStation2が1999年に発売されたこと、生産とソフト開発に遅れが生じていたことなどの要因から、ドリームキャストはPlayStationシリーズとのシェア争いに惨敗。結果としてセガは家庭用ゲーム機の製造から撤退することとなりました。
ドリームキャストを所持していた方の中には、当時メールのやり取りでコミュニケーションを楽しんでいた人もいるのではないでしょうか。本日はせっかくの郵政記念日。ご家族やお友達にお手紙を送って感謝の気持ちを伝えてみるのもいいかもしれません!