国際ダンスデーは、フランスの舞踏家ジャン=ジョルジュ・ノヴェール氏の誕生日にちなみ、国際演劇協会のダンス委員会によって1982年に制定されました。ノヴェール氏が演劇的なストーリーのある舞踊劇としてのバレエ(バレエ・ダクシオン)を創造した先駆者ということで、今回は
バレエをテーマにしたゲーム作品『バウンド:王国の欠片』をご紹介します!
モダンダンスと現代美術の融合!アクションアドベンチャーゲーム『バウンド:王国の欠片』
『バウンド:王国の欠片』は、バレエのように舞い踊るキャラクターを操作する新感覚のアクションアドベンチャーゲームです。SIEサンタモニカスタジオとPlasticが共同開発したPS4用のダウンロードソフトで、主人公である妊婦が抱える幼少期のトラウマと内面世界で向き合い、解消していくことが目的となります。
意識の世界の中では主人公は王国の姫であり、女王である母から国を襲う怪物の退治を命じられます。王国を襲う怪物は主人公を腕の一振りで倒すなど強力な力を持つ存在です。女王と怪物は現実世界においての母親と父親であり、主人公のトラウマを投影した姿で描かれています。
さらにステージの中にはプレイヤーを妨害するかのように、主人公が抱いてきた複雑な感情がオブジェクトとして出現します。こういった障害を避けつつさらに奥深くに潜むトラウマの元へと進んでいく必要があります。
本作で最も特徴的なのがジャンプや移動などのアクションですが、これらは全てダンサーの動きがモーションキャプチャーによって再現されています。バレエを見ているかのような斬新なアクションによって、まるで一つの芸術作品のように世界観が美しく表現されています。
また、本作はVRにも対応。俯瞰的視点でプレイすることができるようになっており、世界観やキャラクターをより近距離で堪能することができます。没入感のあるプレイを楽しみたい方におススメです。
抽象画のような世界観の中で内面世界を冒険するユニークなアクションアドベンチャーゲーム
『バウンド:王国の欠片』。バレエの華麗な動きと心に響く物語が組み合わさった作品です。是非プレイして、まるで自分がバレエダンサーになったかのような体験をしてみてはいかがでしょうか!