1970年の今日、東京都杉並区で日本初の光化学スモッグが発生したことに由来し制定された
光化学スモッグの日!今回は、
光化学スモッグが登場するゲーム作品を2本ご紹介します!
市長となって大気汚染を解決!『シムシティ』
まずは、都市開発シミュレーションゲームシリーズ「シムシティ」の第1作目
『シムシティ』。1989年にイマジニアによって発売された作品です。プレイヤーは市長となって住民が住む場所である住宅地・商業地・工業地を設置し、道路や公園、警察署等を配置して大規模な都市作りをしていきます。
そして街づくりのやり方によっては大気汚染が発生してしまうことが本シリーズの特徴。生産などを担うために必要である工業地や電気を生む火力発電所の設置、道路の渋滞などで公害が問題化してしまいます。そのため、住宅地や商業区に悪影響を与えにくいように配置したり、公園を作って緩和することで対応していかなくてはいけません。
何の建造物もない土地に一から自分の好きなように都市づくりを行うモードのほか、災害やトラブルが起きた都市を期限内に復興させる8つのシナリオが用意されています。なお、1991年には移植作としてスーパーファミリーコンピュータ用ソフトも発売されています。
スモッグの中で生き延びろ!『TOKYO JUNGLE』
また、2012年にPlayStation3用ソフトとして発売されたサバイバルアクションゲーム
『TOKYO JUNGLE』。ソニー・コンピュータエンタテインメントによるクリエイター発掘支援プログラムで開発された作品です。ポメラニアンやライオンなどの肉食獣と、ウサギやシマウマなどの草食獣を操作して、肉や草花、水を捕食しながら、縄張りを確保して交尾し、世代交代を繰り返すことを目指します。
舞台となる人類が消えた東京は、天候や環境が刻々と変化していきます。スモッグが出ると視界が悪くなり、ポイズンゲージが高くなってしまいます。さらに植物も腐り、倒した動物の死骸も腐りやすくなっています。ポイズンゲージが100になると、時間経過と共にライフが減少し続けて死に至ってしまうため、スモッグにどう対処するかがサバイバルのカギとなります。
50種類以上の動物の中からプレイする動物を選択し、とにかく生き延びていく「サバイバルモード」と、オムニバス形式の7匹の動物を主人公とした物語をクリアしていく「ストーリーモード」があります。
現在では昔より自動車などの技術も進み光化学スモッグ被害も減少しているそうですが、最近でも注意報が発令されることがあり、まだまだ油断はできません。ゲームで光化学スモッグの恐ろしさを学んで、公害に対する意識を高めていくきっかけにしましょう!