ゲーム企業で採用面接も通算で何百名としてきている筆者ですが、面接後にお礼のメールをいただくことがあります。
就活生の方もお礼メールを送った方が良いか悩まれる事もあるのではないかと思います。
各企業ごとに価値観の違いはあると思うので一概にこうだとは言えませんが、いち採用担当者の視点としてお礼メールについて回答したいと思います。
お礼メールそのものに意味はない
結論から述べると、
お礼メール自体に意味はなく、あってもなくても結果が変わることはありません。
なので、お礼メールを送った方が良いかどうか悩んでいるのであれば、
送らなくても全く問題は無いです。
学校の指導なのか就活マニュアルなのかはわかりませんが、お礼メールを送ると良いという風潮があり、2人に1人くらいからお礼メールをいただく事があります。
ただ、間違えないでほしいのが、面接をおこなっている以上、面接時点で結果は出ています。
お礼メールを送ったからといって結果が覆ることはまずありません。
逆に言えば、面接で企業側が
採用したいと思った場合は、お礼メールが無くても内定を出すのが普通です。
また、お礼メールというのが一般化しすぎているせいで、特に目立つというわけでもないですし、印象は変わりません。悪くなることもないですが、良くなることもありません。
さらにいえば、
ネット等に公開されているテンプレートを少しいじったようなお礼メールが多いため、多くの採用を見てきている担当者からすれば、それが何かを参考にした文面かどうかはわかってしまいます。
どうしてもお礼を言いたいのなら
“お礼”である以上、言うかどうか悩んでる時点で間違っている事に気づきましょう。お礼は悩んで言うものではありません。
もしお礼をしたいと思っているのなら、
素直な気持ちで自分の言葉で書くことをオススメします。テンプレートのような文面は全く印象にも残らないので、どうしても伝えたい事を伝えるのが良いでしょう。
ただ、その場合も
内定のためのおまじないみたいな下心は捨てましょう。まず関係ないという事を理解した方が良いです。
“面接のお礼メール”という謎マナーに従うよりも、面接でしっかり自分をアピールし、後悔や思い残しが無いように伝えたいことを伝える事が大事です。お礼を言いたいのなら面接時に自分の言葉で対面で伝えるのも良いと思います。
就職活動、企業によっては採用活動ですが、お互いにこれから一緒に働ける人を探す場です。お礼が言えるかどうかも含めて
”人となり”なわけですが、メールという方法に頼るのではなく、面接にしっかり臨むことをオススメします。
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