大学や専門学校を卒業した後に進む道を決めるため、非常に大事になってくる就活。
この就職活動、
「いつから準備したらいいの?」「いつから始めればいいの?」という疑問を持っている人も多いと思います。
今回はゲーム業界での就活を始めると良い時期について解説していきます。
採用活動が始まるのは3月から
多くの
企業が次年度の採用活動を始めるのは、卒業年度の前年度の6月1日からが一般的です。2023年3月卒の方の場合は、2021年6月1日には既に新卒採用を予定している企業のインターンシップの募集が始まります。
多くの場合、6月以降に告知される7~9月などの夏季に始まるインターンシップは、一般的には直接採用を行うものではなく企業の社風や取り組みなどを知ってもらう就業体験や学びの目的で実施するものが多いです。
採用活動が早くから始まる企業の場合、リクナビやマイナビといった各種採用媒体にも、それらの企業のインターンシップ情報が掲載されています。また、インターンシップ以外の直接の採用自体の選考や、会社説明会の開催は入社の前年度の3月から開始可能となっているため、この頃から会社説明会や応募の受付が始まります。(2023卒の方から見た場合、2022年の3月から)
2023年3月卒の方の場合は、2022年2月月後半ごろより情報の公開が始まります。
募集は早ければ、卒業年度の
6~7月末頃には締め切ってしまうケースも多く、その後は二次募集、三次募集がある場合は追加募集がかかります。
当然、一次募集の採用枠が一番多いため、行きたい会社がこの時期に募集をしているのであれば、このタイミングで応募するのがベストです。
ゲーム企業の場合は作品提出等が必須になっているケースも多く、作品やポートフォリオができていないという理由で応募が遅くなる事がありますが、
応募が遅くなれば遅くなるほど選択肢が限られ、枠も少なくなります。
もし一次募集を狙っていくのであれば、
卒業年度になってから準備するのではなく、卒業の前の年度から作品やポートフォリオの準備を始めることをオススメします。
作品作りも日常的に取り組めるのがベストではありますが、特に目指している職種がある場合には、具体的には卒業前年度の夏休みや冬休みのようなまとまった時間を活用するなどして、早めに作品作りのための準備を行いましょう。
“10月が内定”は経団連の指針
正式な内定を出すのは卒業年度の10月で、それ以前は内々定といった認識を持っている方も多いと思いますが、
このルールは経団連(日本経済団体連合会)が決めているものであり、法律ではありません。
経団連に属している企業の場合は、このルールに則って対応している事が多いですが、経団連に加盟していない企業の場合は、このルールで採用活動をおこなっていません。
そのため、早い企業であれば夏を迎える前に内定者が出揃ってしまう事もあります。
また、ゲーム業界の場合は、前項で書いている内定前の就業体験を目的としたインターンとは別に、企業によっては早めに業務を覚えてもらうため、
内定後にインターンやアルバイトといった形で会社に来てもらうといったケースも少なくありません。
これは特に専門学校生に多く、
内定先企業に出社する代わりに授業の単位を認め、授業への出席を免除するという「公認欠席(公欠)」制度で対応している専門学校も多いです。
そもそも専門学校はゲーム企業に就職する事をゴールとしているので、就職が決まったなら学校よりも就職先で頑張ってほしいという想いがあるためです。
企業は早く優秀な人を採用し、業務を覚えてほしいと考えるため、一般への募集開始前に内定が出てしまうケースもありますし、募集が始まれば内定もドンドン出始めます。
行きたい企業がある場合は、前年度はいつから採用をおこなっているかを確認し、募集開始に合わせて動けるように準備をしておきましょう。
あわせて作品やポートフォリオづくりも卒業年度の前年度から準備をするようにすると余裕を持って就職活動に臨めると思います。
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