就職活動でよく都市伝説のように出てくる
顔採用というキーワード。イケメンや美女だと採用率が上がるという話。
実際にあるのかどうかについて筆者の経験や見聞きしてきた範囲でお話していきます。
無いといえば嘘になるが……
まず、一般論として顔が良いだけで採用されるというケース自体は少ないです。
面接官によって多かれ少なかれ比重としてはあると思いますが、顔の比重が高いというケースはそれが重要な仕事でない限り少ないでしょう。
何より重要なのは能力や性格です。
顔が整っている事と仕事ができる、会社で活躍できる事は比例しません。
どんなに美男美女だったとしても戦力にならなければ採用される確率は低いでしょう。
顔が良いだけで会社に合わない人を採用したとして、痛い目見るのは会社ですし、そんな採用ばかりをしていたら会社は潰れます。
また、ゲーム業界の場合は技術職が多く、非技術職の少ない業界です。
未経験採用もありますが、基本的には何らかのスキルを持っている前提が多く、
容姿よりも能力を見ていくことになります。
チームによる業務も多いため、対人関係スキル等の性格面も非常に重要になってきます。
容姿が評価の1つになりやすい職種としては会社の顔としての仕事になりやすい広報・受付等でしょうか。受付を置いているゲーム会社自体は少なく、広報も必ずあるわけではないので採用は少ないです。
こちらも顔だけで採用しているわけではなく、当然能力や礼儀正しさ等も評価基準になります。
ちなみにゲーム業界は営業職が非常に少ない業界で、外回りの接客のような仕事の採用はほぼ無いです。
デジタルクリエイティブが主なので、対面接客やマニュアル通りにおこなう定型業務も少なく、未経験からでも誰にでも参入しやすい仕事というのはあまり多くありません。
顔というよりもその人の雰囲気
筆者の経験上、
顔採用というよりもその人の雰囲気を見ることは多いです。
顔が整っていることよりも、髪や服装、身だしなみ、清潔さ、言動といった
表に出てくる雰囲気が不快ではない事が重要になってきます。
採用というのはその人が入社した後の事を考えながらおこないます。そのため、その人が入社した際に周りが不快にならない事が重要です。
そもそも顔の良し悪しは人によって好みが分かれる部分であり、面接官も会社ごとに異なり、男性が出てくるか女性が出てくるかわからないわけですから、
絶対に採用される顔など存在しません。
顔が絶対的な評価基準になっているケース自体もゼロではないと思いますが、能力で採用した人がたまたま美形だったのか本当に顔で採用したのかは、採用した本人以外は知りようがありません。
恋愛ではありませんが、今後を共にするパートナーを探すのが採用活動ですので、
重要なのは容姿ではなくお互いの相性です。容姿も1つの評価基準にはなりえますが、容姿の比重は相手(会社)が求めている事によって変わるでしょう。
どうすることもできない顔採用の有無を気にするよりも、まずは相手に好印象を持ってもらえるように身だしなみや言葉遣い等を気にしてみる事をオススメします。
▼Youtubeでもこの記事の内容に関する詳しい説明を公開中!