ゲーム業界の就活で必要なポートフォリオを、より良く仕上げるために気を付けるべきポイントとは!?
今回は、デザイナー志望の方がポートフォリオを作成する際に載せるであろうキャラクターイラストで注意すべきポイントをご紹介します!
キャラクターイラストで注意すべき5つのポイント
2Dでゲーム会社への就職を目指す場合。キャラクター、背景、2Dのアニメーションやコンテ、UIデザインなど2Dの中でも領域はありますが、今回はその中でもキャラクターイラストについての解説をしていきます。
ポートフォリオは「提出のための作品を集める」という表現をしたりもしますが、本来はパッション以上に自分の技術力を相手企業にプレゼンするためのものです。
ポートフォリオに載せるキャラクターイラストで特に注意すべき&押さえておくとよいポイントは以下の5つです。
1.キャラクターの表情を描き分けるべし
2.立ち絵はキャラクターの正面以外も描くべし
3.バリエーション豊かに描くべし
4.様々なシチュエーションを描くべし
5.デフォルメキャラクターも描いておくのもあり
まず、
キャラクターの喜怒哀楽を描けるかどうかをポートフォリオでは見せるようにしましょう。ゲーム中にも戦闘中やイベント中にキャラが様々な表情を見せますが、アニメのキャラクター設定集などでもよく見かける表情差分が描けるかどうか。
笑った表情だけでなく怒った顔や泣いている顔など様々な表情を描くことがスキルを示す上では重要です。ポートフォリオに載っているキャラクターの表情が全て同じ場合、描き分けが苦手なのかもという印象を企業に持たせてしまうことになります。
次に、キャラクターの立ち絵は正面だけではなく、
後ろ姿など正面以外の姿も描くようにしましょう。ゲームの場合、後ろからのイラストなども必要になってくるため、様々な角度から見たキャラクターのイラストを描けるかどうかも重視されます。同じようなポーズやシチュエーションの一枚絵ばかりを載せている場合も、
バストアップのイベントスチルのようなものしか描けないのかなと判断されてしまうことがあるので注意しましょう。
特に、手足などの細部の形が取れずに服装でごまかしたりしなくても済むように、しっかりと絵そのものを練習しておきたいものです。
そして、ポートフォリオでは
できるだけバリエーション豊かにキャラクターを描くようにしましょう。男の子だけ、女の子だけが描かれたポートフォリオをよく見かけますが、性別の偏りがあると趣味の絵が描きたいのかな、この性別を描くのが苦手なのかな、そうするとできる仕事が限られてしまうな、と企業に思われてしまう可能性があります。また、お年寄りや幼い子供、動物など、様々なキャラクターのイラストをポートフォリオに載せておくと、幅広く描けることを企業にアピールすることができます。
また、
時代や世界設定など様々なシチュエーションを描いておくことも重要です。自分の好きな時代設定のみを描くのではなく戦国時代や未来など、いくつかのパターンを用意しておくと、鎧やメカなど無機質なものを描くこともできるということをアピールできます。
すべての要素を網羅する必要はありませんが、なるべく自分の作風の中である程度幅を持たせられるように工夫してみましょう。
さらに企業によっては、
デフォルメしたキャラクターを描いておくこともアピールになるかもしれません。最近ではグッズなどにデフォルメキャラが使われることも多いため、そのような絵を描けることが評価されることもあります。
改めて、ポートフォリオはどのくらいの技量があるのかを企業側に伝える作品集です。企業はポートフォリオのクオリティはもちろん、スキルの幅も見ているので、上で紹介したような様々な要素を組み込んだポートフォリオを用意してみるのがおすすめです!