面接の最後に必ずといっていいほど聞かれるのが、「あなたから何か聞きたいことはありますか?」という質問。しかし、何も聞くことが思い浮かばず困ってしまう方もいるのではないでしょうか。
今回は逆質問で企業に何を質問すべきかについてご紹介します!
「逆質問で面接官をおだてると採用!」は間違い!?
面接の場では一般的に、企業側から一方的に就活生に対して質問をするようになっています。公平にコミュニケーションを取るため、企業は逆質問という形で就活生から疑問を受付け、入社の意思を固めるために足りない情報があるならば聞いてもらいたいと思っています。そのため逆質問において正しいのは、
企業の琴線に触れる質問を狙いに行くのではなく、素直に自分が疑問に思っていることを聞くことです。「どのような質問をすれば採用される確率が上がる?」という考えは捨てましょう。
逆質問で企業側を持ち上げて褒めることで通過率が上がるという説もあるようですが、
面接官の中には露骨におだてられることを好ましく思わない方もいます。コミュニケーションにおいて相手を不快にしないというのは鉄則ですが、会社を下手に持ち上げることで企業側の方が気を悪くされる場合もあります。面接官の気分を良くするために無理にゴマをするようなことをすると、かえって不採用になってしまう可能性もあるので、やめておいた方が良いでしょう。
逆質問で聞くことが思い浮かばないという人は......
もちろん、企業について知りたいことは全部理解できていて、聞きたいことが何もないという場合は逆質問を無理にする必要はありません。ただ企業側は、自分たちが与えた情報だけでは就活生側の疑問がクリアになっていないのではないかという気持ちがあるため、正直に言えば何かしらは聞いてほしいと思っています。
ただ、「疑問に思っていることは一次面接で全て聞いてしまったので、二次面接では聞くことがない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった方におススメするのは、
面接官の受け答えで気になった内容や面接中に出た話題を深掘りしてみるということです。
面接官としても
面接中の話題を拾って質問をする就活生に対しては、話をしっかり聞いてくれているという印象を持ちます。会社のビジョンについてなど堅い疑問しか聞いてはいけないと考える方もいるかもしれませんが、会話で出た趣味の話など些細な話題でも問題ないので、気になったことは聞いてみるようにしましょう。
そして「逆質問」という単語にはなっていますが、企業側の意味合いは「あなたから何かありますか?」ということです。就活生からポジティブな反応を得られれば面接官側もプラスに受け取るので、質問だけではなく面接の感想などを言ってみるのも良いでしょう。感想を述べることで自然と疑問に繋がることもあるので、素直な気持ちを是非伝えてみてください。
緊張もあって聞きたいことが思い浮かばなくなることもある面接での逆質問。相手を無理におだてようとはせず、普段のコミュニケーションと同じように肩の力を抜いて自然なやり取りをすることを心がけましょう!