求人サイトに載っていることがあるモデル年収。行きたい会社で働けばどれくらいの給料がもらえるようになるのかを知るため、確認している就活生もいるのではないでしょうか。
今回はそんなモデル年収の真実についてご紹介します!
モデル年収は最低限到達できる年収......ではない!?
求人サイトに載っているモデル年収を参考にすることは問題ありません。ただ気を付けてほしいのは、
そこの会社に入れば誰もが到達できる年収=モデル年収ではない、ということです。
まず、
モデル年収に書かれている社員が実際に存在しているとは限りません。給与は個人情報であり求人サイトを社員が見る可能性もあるので、個人情報を出さないためにあえて架空の年収を出していることもあります。もちろん、あまりにもかけ離れた金額を出していることはそこまで無いとは思いますが、一般的にモデル年収として出している金額は社員の平均額などであるケースが多いです。
また、企業としては求人サイトに書く内容はなるべくポジティブにしたいものです。そのため、モデル年収もできるだけ高い数字を出したいという思惑があるので、一番給料が高い人の年収をモデル年収として公開することがほとんどです。給料は本人の行い次第では下がることもあり得るので、
モデル年収を最低限貰えるようになる年収として捉えるのはやめておいた方が無難でしょう。
さらに、
モデル年収として出ている数字は過去いた社員の年収である可能性や、中途で入社してきた社員の年収である場合もあります。入社2年目で700万という数字だけ見ると、「新卒2年目でそれくらい貰えるようになるのか!」と勘違いしていしまうかもしれませんが、業界歴が長い中途入社の社員の年収であるケースもあり得るので、気を付けましょう。
長くいればいるほど年収が増えていくという企業もありますが、ゲーム業界のほとんどは能力や成果で給料が決まる実力主義の形をとっています。つまり、
キャリアを重ねるにつれて年収が右肩上がりになることは保証されていません。モデル年収の例は会社歴が長いほど給料も上がるように書かれていることがほとんどですが、行い次第では年収が下がるということもあるかもしれません。
あくまでもモデル年収は頑張れば到達できる年収の目安です。年収を上げたいのであれば業務を怠ることなく会社の利益に貢献し、仕事を評価してもらう必要があります。モデル年収を参考にするのは良いですが、モデル年収が最低額であると思わないよう、情報収集の際には注意しましょう。