面接で志望動機を語った後、面接官から「でもそれ、うちじゃなくてもできるよね?」と言われたとき、皆様はどう対処していますか?
今回は「それ他社でもいいよね?」という質問をしてくる企業の真意とその対処法についてご紹介します!
「それ他社でもいいよね?」と聞く企業の真意と答え方
企業側がこの質問をする意図としてはまず、
志望動機がその企業を応募した動機として弱いと感じているからです。志望したいという動機や内容が浅かったり薄い場合、面接官側にはこの会社でなければいけない理由・この会社に入りたい理由というのがあまり伝わってこないということがあります。
さらに言えば、
企業側が思っている自社を選んでほしい理由と就活生の志望動機が合っていない場合、「その志望動機なら他の会社に行った方が良いのでは?」と思われてしまう可能性もあります。例えば、「最先端の技術を駆使したゲームを作りたい!」と考え応募した企業がそのようなゲーム開発を行っていないケースなどであれば、企業側からすれば「どうしてうちなんだろう?それは他の会社に行った方が実現できるのでは?」と思われてしまうでしょう。
結論としては、「それ他社でも良くない?」と言われてしまった時点で、
面接官は就活生と企業側が上手くマッチングしていないのではないかと考えていることがほとんどです。しかし、答え方次第では面接官を納得させることもできるでしょう。
大切なのは、本心からその会社を選んだ理由を伝えることです。エピソードや自分の経験などを絡めつつ、応募しようと思った動機についてしっかりと自分の言葉で説明しましょう。他社でも良いよね、という質問をされているということは、企業側から志望度や熱意などが誤解されている可能性も高いので、相手を納得させられるように想いを丁寧に伝えましょう。
ただし、
志望動機が本当に薄い場合に関しては、企業側は就活生の気持ちを見抜いてこの質問をしてきている可能性も大いにあります。その場では取り繕うことはできるかもしれませんが、面接官を納得させることは難しいでしょう。
応募先の会社のことを好きになる必要はある?
また、応募する企業のことを好きにならなくてはいけないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
全ての会社のことを無理して好きになろうとする必要はありません。面接の時点で自社を好きかどうかの気持ちを探るために企業側もこういった質問をしている訳ではないので、「好きにならないと企業側にうちである必要がないと思われるかも」と不安になる必要はないでしょう。
そして、
その会社や会社の作品の熱狂的すぎるファンである場合は、企業側に下心を疑われてしまう場合もあります。加えて、ゲームなどの場合、遊ぶ側としての知識が豊富であっても、作り手として優秀かというとそうとも言い切れないということもあるので、好きという気持ちが必ず必要である、とは一概には言えません。
しかし、
好きな気持ちというより、その会社やコンテンツに対する興味・関心を持つことはとても重要です。そもそも応募している時点で、何かしらの興味や関心を抱いて応募していることがほとんどだと思うので、なぜそのような気持ちを持っているのか自分と向き合って一度考えてみると、「その会社でなくてはいけない理由」も自然と見えてくるかもしれません。
なぜ興味や関心を持ったのかという経緯を説明でき、自分ならではの動機を伝えれば、「どうしてうちを選んだの?」という質問に対処することも可能です。この質問をされると身構えてしまったり、採用されないのかもと諦めそうになりますが、しっかりと応募した理由やエピソードがある場合は、企業側にその内容をしっかりと伝えてみましょう!