いよいよやってきた面接。どうしても採用されたいときは企業を褒めて人事担当者側を持ち上げれば、選考に通りやすくなるのでは!?と思ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は企業を褒めると採用されるかどうかについて解説します!
企業を褒めるのは良くない!?
結論から言えば、
企業褒めが効くかどうかは面接官によるでしょう。面接官の中には就活生から持ち上げられることを嫌がる方もいます。面接の場面で就活生が企業を褒める場合、多くの人が表面的な情報で無理やり褒めようするなど、「あわよくば採用される確率を上げたい!」という下心を持っていることがほとんどだからです。
このように企業側に「お世辞を言っているな」と思われた時点で
会話としてはそれなりに盛り上がったとしても、その面接はダメになってしまう可能性が高いです。面接官の回答に対して素直に驚いたり感銘を受けた場合は、表面的な内容や使いまわしができるような誉め言葉ばかりを使うのはよくありません。実際にその企業や面接官の取り組みや説明に共感したり、感銘を受けたという場合には、できる限りそれを聞いてどういう点を魅力に感じたか、どう受け止めたかを自分なりに伝えることが大切です。
また、面接官としては通常の面接としての選考で必要な会話をしたいと思って話しかけてきているので、印象を良くしたいという思いで露骨に何度も無理に企業・面接官を褒めるというようなことを繰り返すと、
面接官側も会話の腰を折られることになったり、引いてしまうこともあります。注意しましょう。
さらに、
お世辞が多い人というのは、本心で話さない=コミュニケーションが取りづらい、と認識されてしまうこともあります。ゲーム企業で働く場合はチームで業務に取り組むことも少なくないため、「この人を採用してしまうとチーム内がうまくまとまらなくなってしまうのでは」と企業側に思われ、敬遠されてしまう可能性も十分にあります。
企業によって価値観は違うので一概には言えませんが、
企業は褒められることよりも「共感」を求めていることが多いかもしれません。面接ではきちんとした裏付けのもと、どのような理由でその企業の価値観や理念、方針などに共感したかについてを語った方が、上辺だけの誉め言葉よりも評価につながるでしょう。企業に共感するポイントというのはその場で取り繕うのが難しいため、本心を話してくれていると人事担当者側も感じやすいことなどが理由として挙げられます。
中身のない誉め言葉の場合、本心から言っていないと受け止められ印象が悪くなるだけでなく、面接の話をちゃんと聞いていなかったのではないかと思われる可能性もあります。このような場合、企業を褒めることでかえって不採用になってしまうこともあり得るので、狙って企業を褒めるのはやめておくのが無難でしょう。