1937年以降は、アメリカ合衆国憲法修正20条により、大統領の任期は1月20日の正午に終了することとされているため、本日は
アメリカ合衆国大統領就任式が行われる日です。ということで今回は、アメリカ大統領選挙をテーマにしたゲーム作品その名も
『アメリカ大統領選挙』をご紹介します!
アメリカ合衆国の大統領を目指そう!『アメリカ大統領選挙』とは?
『アメリカ大統領選挙』は1988年にヘクトから発売されたファミリーコンピューター用シミュレーターゲームです。ジョージ・ブッシュ氏が当選した1988年の大統領選挙直前に発売された作品となっていて、複雑なアメリカの選挙システムをわかりやすく伝えたいという衆議院議員伊藤信太郎氏による監修のもと制作されています。
ゲームはプレイヤー自身が大統領候補となって、予備選や全国党大会を経て大統領を目指して戦うという内容になっています。最初に6人の候補者の中からゲームの主人公を選択することになりますが、例えば民主党の黒人候補者であるザクソンは人権活動家のジェシー・ジャクソンをモデルにしているなど、作中の登場人物は実在の人物を元にして作成されています。
大統領選挙本選に向けての前哨戦である予備選では、同じ党の4人の候補者がライバルであり、予備選で1位になって党の代表候補者の座を勝ち取らなければ本選へと進むことはできません。世論調査を行い各州での支持率を確認したり、人口や産業など州についてのデータを集めたりした後、各州でキャンペーンでアピールするための政策を3つ選ぶことになります。「鉄砲所持の規制」「スターウォーズ計画」「公立学校での礼拝義務」「日本車の輸入規制」など、それぞれの州の価値観に合った政策を選ぶことが当選へのカギです。
9日間の選挙キャンペーンが終了すると、CMMニュースでその州での獲得代議員の数が発表されます。予備選が無事終了すれば全国党大会が始まり、各州の代議員数の集計が行われ、第1位になった候補者が党の大統領候補に指名されることになります。指名を受けた大統領候補者は予備選を戦ったライバルの4人の中から1人を副大統領候補として指名し、大統領本選のキャンペーンへと進んでいきます。
大統領本選では、選挙運動がテレビCMだけで行われるほか、全国遊説へと出向く必要があります。こうして国民の支持を勝ち取り、獲得した選挙人の数が過半数の270を超えた瞬間に、事実上アメリカの新大統領が誕生したことになります。
非常に複雑なアメリカの大統領選挙のシステムもゲームを通してなら簡単に理解ができるはず!興味のある方は是非、
『アメリカ大統領選挙』をプレイしてみてはいかがでしょうか!