旅の日は松尾芭蕉が奥の細道に旅立った5月16日を記念して、1988年に日本旅のペンクラブによって制定されました。
そして、芭蕉と同じく旅をした様子を作品に残したのが歌川広重。彼が描いた浮世絵「東海道五十三次」は西洋美術などにも影響を与えた絵画として高く評価されています。ということで今回は、東海道五十三次をモチーフにしたゲーム作品
『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』をご紹介します!
東海道を駆け巡る!アクションゲーム『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』とは?
『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』はサン電子から発売されたファミリーコンピュータ用横スクロールアクションゲームです。プレイヤーは主人公のカン太郎を操作し悪徳商人の剛左衛門一味を倒して、ももこのいる江戸へたどり着くことを目的としています。
カン太郎が使う武器は放物線を描いて飛ぶかんしゃく玉のみで、飛距離も限られているため投げる際には工夫が必要です。しゃがみながら地面にセットして敵の足元で爆発させたり、何もないところで爆発させてアイテムを手に入れたりと使い方も色々。アイテムには川止めを渡るときなどに必要な小判や、食べるとカン太郎が一定時間の間無敵になるおにぎりなどがあります。
カン太郎にはライフゲージがなく、敵や敵の飛び道具に接触するとミスとなり、残り人数が減ってしまいます。ステージ数も多くコンティニューができない仕様から、難易度はかなり高いものとなっています。
ちなみにタイトルに東海道五十三次と冠するだけあって、ゲームの進行はしっかり東海道の道筋に沿っており、端々でその地の名所や光景を見ることができます。スタート地点である京の三条大橋から最終面の浅草まで全21ステージ構成で、それぞれのステージの地形や建造物などは地理考証に基づいているので、本当に江戸時代の宿場町を旅している気分を味わえるかも!?
こんなご時世、旅をしたくてもできないという方におススメの、江戸時代の日本を旅できるアクションゲーム
『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』。本作はWiiUのバーチャルコンソールなどでも配信されているので、是非プレイして旅に行けないストレスを解消して下さい!