江戸時代中期から御城将棋が旧暦の11月17日に行われていたことにちなみ、日本将棋連盟は1975年、本日を将棋の日として制定しました。今回は数ある将棋をテーマにしたゲーム作品の中から、異例の将棋ゲーム「将棋名鑑」シリーズをご紹介します!
名局を解説付きで楽しめる!『将棋名鑑’92』
『将棋名鑑'92』は1992年にヘクトより発売されたファミリーコンピューター用将棋ソフト。羽生善治竜王と谷川浩二王位・王座による「第3期竜王戦」、谷川浩司王位と佐藤康光五段による「第31期王位戦」など、プロ棋士の実践譜と、江戸時代の棋譜、合わせて93局が解説付きで収録されています。
本作の監修を手掛けているのは日本将棋連盟。ゲームの最初から収録されている全ての名局を選ぶことができ、「観戦モード」「解説モード」のいずれかで再現されるようになっています。対局は自動送りか手動送りのどちらかを選択し観戦することになります。
およそ100局の譜面を収録!『将棋名鑑’93』
そして、1993年にはヘクトより『将棋名鑑'93』も発売されています。ゲームシステム面では前作とほぼ違いはないものの、「第4期竜王戦」や「第32期王位戦」、古典譜を含むおよそ100局の名局を楽しむことができます。
本作も「観戦モード」と「解説モード」を収録。「解説モード」では、収録されている各対局それぞれ15ずつ急所となる手が抽出されており、プレイヤーが「次の一手」を4つの選択肢の中から選んで対局を進めていくことになります。4つの選択肢のどれを選んでも、それぞれプロ棋士による解説と採点が表示される仕組みとなっていて、将棋の腕を上げていけるように工夫されています。
シンプルなようで奥が深いゲーム「将棋」。本日将棋の日は是非「将棋名鑑」で過去の対局を学び、将棋の上達を目指してみてはいかがでしょうか!