1982年の今日、スティーブン・スピルバーグ監督によるSF映画「E.T.」が日本で公開されたことから制定された
E.T.の日!ということで今回はE.T.をテーマにしたゲーム作品
『E.T. The Extra-Terrestrial』をご紹介します!
都市伝説にもなった伝説のゲーム!?『E.T. The Extra-Terrestrial』とは?
『E.T. The Extra-Terrestrial』は、10歳の少年エリオットと地球外生命体である「E.T.」との交流を描いた映画「E.T.」をベースにATARIが発売したアドベンチャーゲーム。穴に落ちた先にある通信機のパーツを探して集め、E.T.が故郷に帰れるようにすることが目標です。ゲームは6つのマップで構成されており、それぞれが映画の異なる場面を再現しています。部品は井戸と呼ばれる数ある落とし穴の中にランダムで落ちていて、全て組み合わせることで通信機が完成し、E.T.が家に電話できるようになります。
本作はATARI社がクリスマス商戦に間に合わせるために急いで制作されたため、ときには起動できないものも紛れ込んでいるなど、ゲームとしての出来は決して良いとは言えない出来になってしまいました。その上ソフトの値段は高く、500万本製造されたカートリッジのうち実際に売れたものは150万本。高額のライセンス料と大量の売れ残った在庫によりATARI社は大きな経済的損失を被り、倒産の一因となってしまいました。
さらに、長年の間「売れ残りの処分に困ったATARIがトラック十数台分に及ぶカートリッジを埋立地に埋めて廃棄した」という都市伝説が囁かれていましたが、2014年にニューメキシコ州のアラモゴードにある埋立地を発掘したところ実際にソフトが発見され、都市伝説が真実であったことが明らかになりました。この発掘ソフトの1本は「史上最悪のゲーム」としてアメリカのスミソニアン博物館に展示されています。
大ヒット映画から期待と共に生み出され史上最大の商業的失敗作となってしまった
『E.T. The Extra-Terrestrial』。本日は是非映画を見るだけでなく、ゲーム作品『E.T. The Extra-Terrestrial』に思いを馳せてみてはいかがでしょうか!