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日本と海外のゲーム傾向は違う?!プレイ時間やレトロゲームプレイ状況等を比較と考察!

2023-03-24 17:00:00
いつもはレトロゲームの誕生日をお祝いしたり、ゲームの紹介をしているゲームドライブですが、 今回はExpressVPN社の米国および英国にてゲーマーを対象に実施されたアンケート調査で、各年代層のゲームのプレイ傾向や年齢層でのプレイ時間、プレイジャンルなどについての結果と、日本国内で刊行されているCESAゲーム白書2022のデータを元に日本と海外での共通点や相違点などを見ていきながら考察していきたいと思います!

引用元:【調査結果】意外?最もゲームに時間を費やしているのは30代中心のミレニアム世代

日本と海外でのゲームプレイ傾向

CESAゲーム白書2022によると、日本ではRPGやSLGを遊ぶ人が多い傾向があるようです。これは、パソコンよりも早く家庭用ゲーム機が普及しており、国産のRPGやシミュレーションゲームが多く発売されたためによるものと考えられます。

逆に米国や英国では家庭用ゲームよりもPCの方が普及が早かったためか、FPSのようなシューティングゲームやアクション、スポーツゲームなど人と人とで対戦をするゲームの人気が高い傾向にあるようです。

▲海外で人気のゲームタイトル(ExpressVPNアンケート回答者)
 

日本と海外での年齢層別のプレイ時間

米国や英国では30代と40代のミレニアル世代のようなゲーマーが毎日ゲームをプレイする傾向が強いという調査結果が出ているようです。

対して日本の場合、CESAゲーム白書によると10代の方がゲームに費やす時間が長い傾向が出ています。特に30代後半以降になると、ゲームに費やす時間は徐々に減っていっているようです。

日本ではゲームボーイの時代から、ニンテンドーDS、Nintendo Switchというように子供の頃から1人1台ゲーム機を持つ子も多く、スマホよりも先にゲーム機を手にしており、10代の頃からゲームに親しんで来ているという事が理由として考えられます。

また、ExpressVPNの調査結果では、現在の米国や英国の10代はスマホゲームが中心であるため、30代以上のビデオゲームで育った世代が、収入を得るようになった事でゲームに時間を費やす人が増えているのではないか、と考察しています。

▲米国・英国のゲームプレイ時間の年齢別傾向(ExpressVPNアンケート回答者)

米国や英国ではレトロゲームプレイヤーが増えている

レトロゲームは昔を懐かしむだけでなく、今でもなお多くの人々に愛され続けています。その理由は、シンプルでありながら奥深いゲーム性や、当時の制限された技術や環境の中で考え抜かれたグラフィックや音楽の魅力にあると思います。

ExpressVPNの調査結果では、米国・英国の回答者のうち79%がレトロゲームをプレイしているようです。ストーリーがシンプルであり、ノスタルジアを感じられる事が主な理由のようです。

海外では映画「ピクセル」や、NETFLIXの「ハイスコア:ゲーム黄金時代」をはじめ、生み出した国を問わずレトロゲームを回顧するような映像作品も多く出ており、特に80年代から90年代のゲームに対する熱量が高いと考えられます。

CESAゲーム白書2022では、レトロゲームに関する調査結果はありませんが、日本も「ゲームセンターCX」をはじめ、Youtuberがゲーム実況をしたり等、昨今ではレトロゲームを目にする機会が増えてきています。

「Nintendo Switch Online」などの現行機で、レトロゲームを気軽に遊べるようになってきているため、今後レトロゲームをプレイする人口は増えていくのではないでしょうか。

▲海外でレトロゲーマーを遊ぶタイトル(ExpressVPNアンケート回答者)
 

 好きなゲーム機について

前述のプレイ傾向にもあるように日本では家庭用ゲーム機、海外ではPCの普及が早い印象がありますが、現在ではスマートフォンの普及によって、日本・海外問わずスマートフォンが一番使用されているハードになっているようです。

1人1台の所有が基本で、ゲーム以外にも使用できるスマートフォンの普及自体はとてもよくできるところですが、気になるのはExpressVPN社の調査で、次点が家庭用ゲーム機が61%となっている点です。

これはPCゲームが主流だった海外でも家庭用ゲーム機が普及してきたという事が考えられます。SIEのPlayStation4等は日本よりも海外が先行して発売されていたり、最新のPlayStation5も日本国内の出荷台数が2023年3月の発表時点で300万台を超えたのに対して、全世界では1月時点で3000万台が出荷されています。

Nintendo Switchも2023年2月の発表で世界累計販売台数が1億2000万台を突破し、ゲームボーイが記録していた1億1869万台の記録を塗り替えており、世界的にも家庭用ゲーム機が普及してきている事がわかります。
 

▲米国・英国で人気のゲームを遊ぶハード(ExpressVPNアンケート回答者)

今回は、ExpressVPNの米国・英国ゲーマー向けアンケート結果とCESAゲーム白書2022をもとに、日本と海外でのゲームプレイ傾向、年齢層のプレイ時間、および好きなゲーム機について比較、考察をしてきました。

ゲームも文化や時代とともに進化していますが、国を問わずゲーム市場は大きくなってきており、ゲームファンも増えてきています。新しいゲームはもちろんですが、レトロゲームだからといってただ古いわけではなく、現在でも楽しめるゲームが非常に多くあるため、世界の人に遊んでもらい最新ゲームでは味わえない感動を見つけてもらえたら嬉しいです。
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