2015年に発売され、PCをはじめとして様々なプラットフォームで展開し世界中でヒットした名作インディーゲーム『UNDERTALE』。
今回のゲームドライブ就活ちゃんねるでは、UNDERTALEの特徴的な「あのルート」から、ゲーム業界の仕事に繋がる大事なコミュニケーションの考え方を長谷川さんとスフィア先生が詳しく解説していきます!
『UNDERTALE』ファンでゲーム業界を志望する方は、ぜひこの動画を参考にして「こうどう」していきましょう!
※こちらの動画、記事は『UNDERTALE』のネタバレを含みます。ご注意ください!
■今回紹介するのは「あのルート」
『UNDERTALE』は、「誰も死ななくていいやさしいRPG」というキャッチコピーの通り、道中で出会う地下世界のモンスターを分析してそれぞれに合わせた「こうどう」をすることで友達になることができたり、倒すことなく進めることができる特徴があります。
『UNDERTALE』では、プレイヤーが操作する「ニンゲン(主人公)」の行動によって、大きく3つのルートに分岐します。
・中立な立場で冒険やストーリーを進め、地上を目指すNeutrarlルート(Nルート)
・モンスターを誰も倒さずストーリーを進め、主要なモンスター全てと友達になるPacifistルート(Pルート)
・道中で出会うモンスターを全て残さず倒していくGenocideルート(Gルート)
今回の動画では、『UNDERTALE』のGルートにおける主人公の行動を実際の仕事の考え方に置き換えて話していきます。
■『UNDERTALE』のGルートでは…
・『UNDERTALE』では、主人公に対して作中積極的にコミュニケーションを取ってくるキャラクターが多く、主人公の行動に対してアドバイスや助言をしてくれるが、Gルートではそれらを全て無視して倒していく。
・倒していくとエンカウントするモンスターが減っていき、最終的に誰もいなくなってしまう。
・他のルートでは地上へ出たり、モンスターと友達になったりという目的がありそのために主人公が行動していくが、Gルートではそういった目的がなくやりたいこと(モンスター達を倒していくこと)をただ淡々と進めていくことになる。
・最初は行方を阻んだり止めていたモンスター達も居なくなったり、主人公に対して近寄らなくなっていく。
■これを現実の仕事に置き換えてみると…
・ゲームの仕事は、趣味の延長線上にあることが多く「自分のやりたいこと」や「自分の理想を追求したい」という想いを持って仕事をする人もいるが、自分の好きなものややりたいことへの主張が強く出過ぎてしまうことがある。
・「自分のやりたいこと」が先行してしまうと、仕事として成立しなくなり他の人の助言も受け入れられなくなる。
・会社で働いている以上はチームとして制作や行動をすることになり、複数人で取り組む以上人の意見は常に存在するため、お互いの意見を聞いて妥協点を見出して進めていくことが必要。
・他の人とのコミュニケーションを取らず、自分の意思だけを通して周りの声も聞かずに仕事をしてしまうと、周りの人からの助言も得られなくなり離れられてしまい、本当に困った時に助けてくれる人がいなくなってしまう可能性がある。
・ゲームの仕事の場合、本人のやりたいことが強く出やすいからこそ、人とコミュニケーションを取ることは特に意識する必要がある。
■仕事で「Gルート」へ向かわないために
・自分の意志を持つことは大事ではあるが、周りの人の話にもきちんと耳を傾けることが大事。
・人の話を聞くことも、「会社」で仕事をする上では欠かせないコミュニケーションになる。
・意見が対立した場合にも、相手の意図をちゃんと聞いて理解した上で自分の主張を伝えてみたり、無理やり押し通そうとせず一旦立ち止まってみよう。
・一緒に仕事をしている「周りの人」を理解していくと、平和的に問題を解決できたり困った時に連携が取りやすくなる。
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