こんにちは、サンドバッグ森口です。
PSVR届いたはずなのにテンションが上がりません。
それもそのはず。
届いたのこれですもん。
いや、おかしいと思いましたよ。出社してマイデスクへ向かうとなんか見えるんですもん。
いや一瞬ね。一瞬歓喜の声を上げそうになりました。でもそれと同時に違和感が襲いました。
その違和感の正体がこちら。
取ってつけたように付けられたタグ。最先端技術が詰まった機体のはずなのに急ぎこしらえたかのような文字で「PSVR」。
そもそもPSVR発売日に見知らぬ大きな袋が置いてあったら、「キタコレ!PSVRだコレ!」て自然となるでしょ。
違和感と薄気味悪さを感じつつも、開けてみると。
荒い。いろいろ仕込みが荒い。
え。どうしてくれるんですか。これ。
前日にPSVRが届くって話だったので、
前もってワクワクした記事まで用意してたんですよ。
その記事一部がこちら。
ついに。ついに届きました。PSVR。
PSVRの予約に漏れ続けたものの。社内の人間が入手して13日に届くとのことだったので、すぐに交渉。
巧みな話術により販売価格49,800円(+税)より安く入手することが出来ました。
※※※PSVRちゃん箱有全体画※※※
ということで、開封の儀を行います。
一回言ってみたかったんだよねこれ。
開封の儀をとり行います。
恥ずかし。ウキウキしすぎちゃって「一回言ってみたかったんだよねこれ。」って言ってるし。PSVRちゃんってのも恥ずかし。でも浮ついてたのは事実。
もういい・・・。
・・・やりましょう。
心の整理はつかないものの、届いてしまったからには遊ぶしかありません。「VIRTUAL BOY」やったことないので遊んでみましょ。お代は出さないですよ。
開封の儀をとり行います
任天堂が20年前に出したこのハード。赤黒の世界が待っているのは知っていますが、正直なところ予備知識はほぼありません。これ単体で動かせるものなのかも知りません。
どうやらVB本体がハードの役割を持っていて、ソフトをVB本体にソフトとなるカードリッジを差し込むことで遊べるようです。この点においてはPS4を必要とするPSVRよりプレイしやすいですね。
ところで電源のON/OFFが見当たらないのですが、どちらに…?
ありました。コントローラーの中央に電源ON/OFFあるんですね。というかACアダプタなるものが無かったのですが、どうやらコントローラーに単3アルカリ電池6本をセットすると動き出すようです。
さて、ゲームは何にしようかな。
おもむろにソフトの1つ「ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!」のパッケージ裏を見てみると、
・・・理解が及ばずすみません。頭・胴・足を分離させると死んでしまうような気がします。
百聞は一見に如かず。今月はハロウィンということもあってマッチしたゲームになるんではないでしょうか。思いのほか楽しみ。
電源ONしてゲームスタート。
20年の時を経て「早すぎた名機」のファーストインプレッション
うおお! 赤い! 世界が赤と黒が入り混じる混沌とした世界!
そしてロゴとかキャラが浮き出て奥行きが出てる!
すごい伝わりづらいけど続けます。
視界全てが赤と黒の世界に覆われたものの、ゲームの中身はスーファミ風。いきなりほっぽり出されることなく、チュートリアルで操作やルールを教えてくれます。
▲『ジャック・ブラザーズ』は見下ろし型のアクションシューティングゲーム。マップ内にある鍵を全て集めると扉が開くようになり、下の階層へと降りていけます。階層はかなり深く地下60Fとのこと。
たしかにキャラが頭・胴・足に分かれていて立体的に見えます。
そして特に感動を覚えたのがこれ。
次の階層が遠くに見える!(すごい伝わりづらいけど続けます。)
赤さに囚われがちですが奥行きがすごい。イメージとしては3DSのような見え方です。
形状は完全にVR機器そのもので中身もそういったものかと思っていました。が、3DSの先駆けですねこれ。
20年前のゲーム機が3DSの元となるような仕組みを、ここまでのクオリティで出せていることに驚きです。
これはすごい。と、急にVBを外して現実世界に戻ると、あまりにも色鮮やかなこの世界にしばらく思考が停止します。
周りで物欲しそうに見ていたワルッシーに交代することに。
そこで1つ気付いてしまいました。
待つ側めちゃくちゃヒマ。
これ1人プレイのみなんです。
画面がテレビに映ってればプレイしている人が何を言っているのか分かるものの、「この敵いやらしい!」とか「鍵どこだ?」とか言われても「知らん。」としか言えません。どおりで周りの反応が冷めているわけです。
感情を分かち合えないことがこんなにも辛いなんて…。
なかなかにヒマなので、お馴染みVR画像の真似をしつつ、当時「VIRTUAL BOY」が店頭に並んでいた頃を知る人に話を聞いてみました。
PSVRの真似
「VIRTUAL BOY」は実店舗で試遊できたそうです。が、やはり赤黒の世界がネックとなり列に並ぶような光景は見られなかったそうです。それは…そうか。本機体の発案者は横井軍平氏。
横井軍平といえば「ゲーム&ウォッチ」や「ゲームボーイ」などの開発に携わったということで有名ですよね。「十字キー」考案した方でもあるのか。ふむふむ。
TGS2016の真似
他パズルゲームやテトリスもあったものの、立体で見える部分が「立体そこ!?」ってなったのであえなくカット。
うん。思っていた以上に楽しめました。赤黒の世界というのは置いといて、奥行きはしっかり出ていました。1度プレイを開始すると周りが全く見えないこともあって次第と没入していく感じもありました。
ただ、周りが画面を見ることすら叶わない究極の1人プレイ機体なところがやはり寂しいですね。「俺すげえ!」のような動きをしても誰にも伝わらないですからね。
PSVRを購入できなかった際は「バーチャルボーイ」、ぜひプレイしてみてください。お手頃価格9,500円くらいで手に入るみたいですよ。
僕はPSVRを待ちます。
それでは、さようなら。
[続き]
「PSVR届いた!やったー!」ってノリの被害者が、正真正銘のPSVRを本気で遊んでみた