昨今はゲームも1つのビジネスとして成立しており、ゲーム業界と呼ばれるほどになってきています。
2021年に第一生命保険が実施した小学生が「大人になったらなりたいもの」ランキングでもゲームクリエイターが上位にランクインするほど、人気の業界になってきています。
そんな中、コロナ禍の影響もあり、
一般的にも売り手市場だったのが買い手市場化しているという話題もありましたが、ゲーム業界はどうなのかというお話をしたいと思います。
ゲーム業界はずっと買い手市場
採用方法自体は企業の規模や方針によると思いますが、
ゲーム業界の場合は売り手市場になるということは基本的にありません。
まず、売り手市場にならない理由として、
ゲームの開発会社と運営会社ってどう違うの?の記事でも記載した通り、ゲームタイトルの開発は他の会社と協業でおこなうことが多いです。
ゲーム業界は他の業界と異なり、1社で事業が完結することは少なく、同業会社間での互助によって成り立っています。
人が瞬間的に不足した場合は同業会社間で人を補い合うという事が多いため、とにかく人が欲しいという場合は採用ではなく同業他社に依頼して解決するケースが非常に多いです。
そのため、
人が足りなくて困るからとにかく採用したいという企業が少なく、どの企業も採用ハードルは下げたりする事が少ないため、売り手市場になりにくいという特徴があります。
ゲーム業界が一般化して競争も激化
以前はゲーム業界を目指す人も多くはありませんでしたが、昨今はゲームもかなり大衆化されたり、専門学校も非常に多くなり、小学生の人気職業にランクインしてくる程、競争が激しい業界になっています。
そのため、枠そのものは大きく増えているわけではないものの応募者自体が増えているため、
採用倍率は昔に比べると高くなっている印象です。
また、採用自体も技術職の方が人数としても多い業界であり、非技術職については枠自体は元々多くありません。
特に技術職については能力が重視されるため、専門学校に行っても残念ながらゲーム業界には就職できなかったというケースも少なくないため、現在のゲーム業界に就職するためには、いかに学生時代に自己研鑽できているかどうかが重要になってくると思います。
どのような職種を目指すかにもよりますが、人気業界になったが故、今後も採用倍率が高い状態が続くと思います。経済が今後どのようになろうとも、ゲーム業界はそういうものであるという理解を持って目指してもらえると良いと思います。
▼Youtubeでもこの記事の内容に関する詳しい説明を公開中!