マウスの仕様にある「1000Hz」は、画面の更新回数とは別の数字です。ポーリングレートは、マウスが位置や入力の情報を報告する頻度を示します。DPIとの違い、時間に直したときの意味、設定時の確認点を整理します。

ゲーム用語・ガジェット用語辞典 / 操作・音
ポーリングレート
- 読み:
- ぽーりんぐれーと
- 英語・別名
- polling rate / レポートレート
マウスなどが、位置や入力の情報を1秒間に何回報告するかを表す値です。DPIとは別の指標で、高い数値だけで全体の遅延や操作感が決まるわけではありません。
ポーリングレートは「報告する頻度」
マウスは、位置などの情報をPC側へ繰り返し報告します。その1秒あたりの回数を示すのがポーリングレートで、レポートレートとも呼ばれます。1000Hzなら1秒あたり1000回という意味です。
一定間隔で報告するとして時間に直すと、125Hzは8msごと、1000Hzは1msごとになります。これは頻度を間隔へ換算した値です。クリックからゲーム内の動きが画面に出るまでの全体を測った実測値ではありません。

DPIとは、数えているものが違う
DPIは、マウスを動かした距離に対してどのくらいの移動量を読み取るかに関わる値です。ポーリングレートは、読み取った情報を報告する頻度。片方は移動の読み取り、もう片方は報告の回数という違いがあります。
そのため、DPIを上げることと、ポーリングレートを上げることは同じ調整ではありません。カーソルや照準の動く量を変えたいのか、入力情報が届く頻度を見たいのかを分けると、設定項目の意味を読み違えにくくなります。
高い数値だけで操作感は決まらない
報告頻度を上げても、ゲーム側の処理や画面側の更新まで同じ回数になるわけではありません。マウスのHz、映像のコマ数であるfps、モニターのHzは、それぞれ違う部分を表す指標です。数値が同じでも同じ機能ではありません。
Logitechは、高い報告頻度でPC側の負荷が増え、一部のゲームではフレームレートに影響する場合があると説明しています。また、無線マウスではバッテリー消費も確認点です。高い設定ほど、どの環境でも必ず快適になるという意味ではありません。
対応値と設定条件を確認する
まず製品の仕様や対応ソフトで、選べるポーリングレートを確認します。設定できる値は機種によって異なります。変更後は、普段遊ぶゲームでの動きやPC側の負荷、無線なら電池の持ちも合わせて見ておくと判断しやすくなります。
整理すると、ポーリングレートは報告の頻度、DPIは移動量の読み取りに関わる指標です。「1000Hzだから全体の遅延が1ms」と結び付けず、自分が変えたい部分に対応する設定を選びましょう。
画像はゲームドライブが作成した説明用の独自図です。実在する製品の写真、実際のゲーム画面、実測を示すものではありません。
