2016年6月18日(土)、ゲーム企業6社によるゲームクリエイターと話せる合同企業説明会が開催された。本稿では、当日行われた参加企業の代表によるパネルディスカッションの様子を簡潔にお伝えする。
実力派企業6社によるパネルディスカッション
いずれも確かな実力と特色を持った6社が参加。スマートフォン、家庭用ゲーム機、オンライン、アミューズメント施設向けゲーム、インディーズ、グラフィックデザインや映像などそれぞれの企業によって得意としているところは様々。クリエイターとしても活躍する各企業の社長が、ゲーム業界に就職を考えている人たちに向けて、自ら会社のプレゼンや就活のアドバイスを行った。
■職種別の就職のアドバイス
プログラマーになるには?
【イリンクス 田中氏】
重要なことは「ソースコードを綺麗に書く」ことだと語る。プログラマー一人で仕事をしているわけではないのだから、他のメンバーもわかりやすいコードを書くことが重要だ。それによって、改善点や緊急時の対応など、効率よく対応できるのである。
【ジェムドロップ 北尾氏】田中氏と同様に「コードを綺麗に書く」ことだと語る。
いつもそのコードの解説を隣でできるわけじゃないので、相手とコミュニケーションが取れなくてもわかるように書くことが大切だ。
【ヒストリア 佐々木氏】どの言語を学んでいるかに関わらず、技術を磨いていくことが大事と語る。
一つの言語が使えるのならば、ある程度応用して、新しい言語を覚えることが可能だ。
プランナーになるには?
【アッパーグラウンド 上原氏】
「面白いことを相手に伝えられるか。コミュニケーション力」が大事と語る。このゲームで幾ら儲かると言われても、実績、数字を出して伝えることができなければわからない。そういうことを考えるより「自分が面白い」と思うことを上手く伝えてほしい。
【シフォン 末広】企画は
「お金じゃなくて、面白い!」と思うことをやってほしいと語る。自分のその感覚を大事にして、儲けの話は実際に業務に入ってから学べばいいのだ。
デザイナーになるには?
【studio51 保田氏】
「面白くて、好きで作ってる」ということがわかる人が良いと語る。荒げずりでも好きと伝わるのが良い、 新しい技術も好きでないと覚えられないのだから。そして「手が早い」人も良い。仕事には期限が設定されているため何年もかけて作っても仕方ないのだ。
【イリンクス 田中氏】
即戦力のアピールが必要。武器が必要と語る。「モーションデザイナー」「エフェクトデザイナー」は人が少ないのでその技術があると良い。保田氏も語った「手が早い」も武器になるとのこと。ポートフォリオに一行加えるだけでいい。
■中小の開発スタジオで働くメリットとは?
【ヒストリア 佐々木氏】人数が少ないので人が入ると、会社の数%がその人の要素になり、そして
小さい会社ならば責任を持たせて貰いやすいことがメリット語る。責任を持つと人は成長できる。ヒストリアでは「Colors」というプロジェクトも行われている。※詳細は
インタビューにて。
【ジェムドロップ 北尾氏】小さい会社の場合、
やりたい!という気持ちを社長に伝えやすい。レスが早いことがメリットと語る。自分の行動次第で会社でやれることが大きく広がるのだ。
【シフォン 末広】 「やりたい」から始められることがメリットと語る。自社の事業でもやりたいからメディアが生れた。また、状況次第だが、中小の規模であれば1年目2年目であっても重要な仕事を任されるので
自身の力を最大限に発揮しやすいのだ。
企業訪問&インタビュー
当日各社さんが伝えきれなかった、詳しい仕事内容や会社の雰囲気など。これをゲームドライブ編集部にて取材したので合わせてチェック!
・
株式会社アッパーグラウンド
・
株式会社イリンクス
・
株式会社シフォン
・
ジェムドロップ株式会社
・
Studio51株式会社
・
株式会社ヒストリア
その後は各ブースに分かれて紹介が行われた
■株式会社アッパーグラウンド
■株式会社イリンクス
■株式会社シフォン
■ジェムドロップ株式会社
■Studio51株式会社
■株式会社ヒストリア