今日1月17日は「
防災とボランティアの日」。1995年1月17日に兵庫県淡路島北端を震源とするマグニチュード7.2の大地震「阪神・淡路大震災」が発生し、多くの負傷者を出した他、近畿地方の広域で建物やビルの倒壊が相次ぎ、大きな被害が出ました。政府や行政の対応が遅れた一方で、学生を中心としたボランティア活動が活発化しました。
災害に対する様々な備えの充実と強化を図る意図を込めて、1月17日は「
防災とボランティアの日」として制定されました。いつ起きてもおかしくないと言われている地震。日ごろから防災グッズの準備や避難訓練などに参加している方もいるかと思います。今回は、災害時にするべきことなどをゲームやアニメを通して学べる作品をご紹介します。
ありそうでなかった本格的地震防災ソフト『地震DS 72時間』
2009年6月25日にイオタから発売された地震防災の実践的な知識をクイズ形式とイラストベースの辞典で学べるニンテンドーDS用ソフト『
地震DS 72時間』。地震で生き埋めになった人の生存限界時間といわれている72時間を生き抜くこと、大震災から命と家と家族を守り抜くことをコンセプトとして開発されました。
大地震発生後72時間は、救命・救助などの人命救助が最優先となり、行政からの生活支援などは期待できない状態になることから、地震発生前の準備から発生時の対応、復興までの防災やサバイバルに必要な知識をクイズ形式で学んでいく「チャレンジシティ」では、家や会社、学校や乗り物に乗っているときなどの様々なシチュエーションでのクイズが用意されています。
日常の準備から災害時の正しい行動、復興にかかる気になる費用や行政の支援、地震にまつわる以外で面白い知識が詰め込まれた「防災辞典」が収録され、イラストと写真でわかりやすく図解されています。防災に関する約470項目の知識は一度見ておく価値はあると思います。
また、本作の開発には東京工業大学都市地震工学センター特任教授の梶秀樹氏(工学博士)が監修し、総務省消防庁「平成21年度消防防災機器の開発」にて、優秀賞を受賞しています。
「絶体絶命都市」シリーズ
2002年に震災をテーマにしたサバイバルアクションアドベンチャー「絶体絶命都市」が発売されました。現在までに4つシリーズ作品として発売され、2作目以外はすべて大地震をテーマに、崩壊した都市から脱出することが目的となります。
第1作目となるPlayStation2『
絶体絶命都市』では、会場に構築された架空の人工島都市「首都島」を舞台に、地震によって崩壊した都市から脱出することが目的となります。避難の途中で手に入れたアイテムを活用し、知り合った仲間と協力して、余震で崩れる建物や倒壊する高速道路などから身を守りながらゲームを進めていきます。ゲームの中ではありますが、その時の状況をどう切り抜けるか、どうしたら生きて脱出できるか、プレイヤー自身が考えて行動していくことがポイントとなります。
また、iOS/Android向けアプリ『
絶対絶命都市防災マニュアル』が配信されており、スマホで震災や火災時に役立つ情報を見ることが可能。防災・危機管理ジャーナリスト渡辺実氏と神戸市消防局が執筆した本格的な防災マニュアルが収録されています。PS4/Switch『
絶体絶命都市4Plus-Summer Memories-』をプレイすると、プレイヤーがゲーム本編で入手したマニュアルをアプリで閲覧できるようになるなど、ゲーム作品と連動させることができます。
地震をテーマにしたアニメ作品『東京マグニチュード8.0』
巨大人が発生し、大きな被害を受けた東京を舞台に、一人の少女を中心とした被災者の目線が描かれたアニメ『
東京マグニチュード8.0』。夏休みの初日、主人公の小野沢未来が弟と一緒に東京のお台場へロボット展を見に行っていた際に、東京湾北部を震源とするマグニチュード8.0の直下型大地震に襲われます。主人公が弟と一緒に自宅のある世田谷区まで歩いていく中で様々な出来事が起こります。当たり前の日常が突如として失われてしまう絶望や、登場人物の葛藤が描かれている作品です。
NetflixやPrime Video、バンダイチャンネル、dアニメストアなどの動画配信サービスで視聴することができるので、気になった方はぜひアニメをご覧になってみてはいかがでしょうか?
いつどこで起こるかわからない地震。防災に関する知識や防災グッズなど、もしものときに備えて準備しておきましょう。ゲームやアニメ作品を通して、防災に関心を持ってみてはいかがでしょうか?
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