平安時代から鎌倉時代に活躍した100人の歌人が詠んだ歌を1首ずつ選んで作った秀歌撰である百人一首。
最近では競技かるたを題材にした漫画「ちはやふる」がアニメや映画等にもなって話題になっていましたね。
もしかしたら百人一首自体はよくわからないけど、子供の頃に坊主めくりで遊んだという人はいるかもしれません。
今回はそんな百人一首の読み札がポーチになったユニークでオシャレな
「百人一首ぽおち」をレビューしていきます。
百人一首の読み札がそのままポーチになった!
エポック社から2018年1年に発売開始されたカプセルコレクション「百人一首ぽおち」。
![](/img/1861/vol55/vol055_00.jpg)
カプセルコレクション 百人一首ぽおち
百人一首ぽおちは、全5種で1回200円。
今回も全種類を確認していきます。
![](/img/1861/vol55/vol055_01.jpg)
ポーチ毎にカプセルの色が異なる模様。
![](/img/1861/vol55/vol055_02.jpg)
赤色のカプセルからは赤い装束を身にまとった小野小町
![](/img/1861/vol55/vol055_03.jpg)
水色のカプセルからは青い装束を身にまとった在原業平朝臣
![](/img/1861/vol55/vol055_04.jpg)
オレンジのカプセルからは橙の袴を履いた天智天皇
![](/img/1861/vol55/vol055_05.jpg)
黄緑のカプセルからは緑の頭巾を身に着けた蝉丸
![](/img/1861/vol55/vol055_06.jpg)
紫のカプセルからは紫の装束を身にまとった紫式部
人物のイメージカラーで着物とカプセルの色が決まってるようですね。さすがのこだわり。
![](/img/1861/vol55/vol055_08.jpg)
カプセルから取り出した百人一首ぽおち。
ぽおちの実物確認をしていく前にラインナップを確認。
カプセルコレクション 百人一首ぽおちのラインナップは下記の通り。
一.天智天皇
ニ.小野小町
三.蝉丸
四.在原業平朝臣
五.紫式部
ちょっと知的な感じのする百人一首ぽおち。
早速、百人一首ぽおちを見ていきましょう。
まずは平安時代の伝説の美女でナンバーワンの歌人、小野小町。
![](/img/1861/vol55/vol055_09.jpg)
小野小町(おののこまち)
百人一首の歌番号9番。
「花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに」
桜の花の色はずっと綺麗なままではいられない。恋や世間のことを思い悩んでいたら、自分も花と同じように色褪せてしまってしまったという恋心を詠んだ歌です。
ポーチには、百人一首かるたの読み札と同じように、歌人名、短歌、歌人のイラストが描かれています。
![](/img/1861/vol55/vol055_10.jpg)
裏面はこんな感じ。
百人一首かるたをモチーフにしているので、実際の読み札と同じように裏面は緑一色なデザインになってます。
続いて第38代天皇で歌人でもある天智天皇。
![](/img/1861/vol55/vol055_12.jpg)
天智天皇(てんじてんのう)
百人一首の歌番号1番。
「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
秋の田に作った仮小屋にいると、屋根の苫の目が粗く、その隙間から入り込む夜露で着物の袖を濡らしてしまう、という天皇が士民の労苦を詠った歌と言われています。
3つ目は平安時代の歌人でありつつ、生没年等が不明で謎に包まれている蝉丸。
![](/img/1861/vol55/vol055_13.jpg)
蝉丸(せみまる)
百人一首の歌番号10番。
「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関」
逢坂の関と呼ばれる京都と滋賀の境にあった関所を、行く人も帰る人もこで別れてまた会い、知ってる人も知らない人もまた出会うという往来する人たちの出会いと別れを詠んだ歌です。
蝉丸というと何故か百人一首を使った坊主めくりで特別ルールを設定される人物でもあります。
坊主めくりで蝉丸を引くと1回休みとか、いきなりビリ確定とか、全員手札破棄等のローカルルールがある最凶キャラ。
坊主扱いなのに頭巾かぶってるとかそういったのが由来でジョーカー扱いだとか。
百人一首はちゃんとやったことないけど、蝉丸は何故か印象に残ってるという人もいるのでは…?
次は古今和歌集六歌仙の一人で平安の伝説の美男子と云われている在原業平朝臣。
![](/img/1861/vol55/vol055_14.jpg)
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
百人一首の歌番号17番。
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くるとは」
不思議なことが起こっていたはずであろう神々の時代でさえ、竜田川の一面を紅葉が赤く染め上げるという不思議で美しい光景が無かったのではないだろうか、という歌。
ちなみにこの歌は実際の竜田川を見て詠んだのではなく、清和天皇の側室である高子と恋愛関係にあった在原業平が彼女に頼まれて屏風に描かれていた竜田川を見て詠んだ歌と云われています。
ちなみに「ちはやぶる」とは、神にかかる枕詞で「いち=激しい勢いで」「はや=敏捷に」「ぶる=ふるまう」というのを短く表現した言葉と云われています。
競技かるたをテーマにした漫画「ちはやふる」の由来にもなった言葉です。
最後は源氏物語の著者でおなじみの紫式部。
![](/img/1861/vol55/vol055_15.jpg)
紫式部(むらさきしきぶ)
百人一首の歌番号57番。
「めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に 雲隠れにし 夜半の月影」
久しぶりに会ったのに、ゆっくりと話もできないまま帰ってしまうなど、夜の月が雲に隠れてしまうようではないか、と古い友人への想いを詠んだ歌です。
先に各札の紹介をしてしまいましたが、ポーチの中はこんな感じ。
![](/img/1861/vol55/vol055_11.jpg)
口部分は10cmほどの大きさ。
縦横が8cm×10cmほどのサイズ。
競技かるたが5cm×7cm程度のサイズらしいので、ちょっと大きめだけどポーチとしては使いやすいサイズに。
カードや定期券等も入れられます。
ドラマを感じる5人の歌を携帯しよう
様々な立場の人たちが時代や気持ちを詠んだ百人一首。歌からは平安や鎌倉時代の光景やドラマが見えてきます。
今回はその百人一首の中でも人気の5首がポーチになって登場。
「百人一首ぽおち」は、デザイン性はもちろん、ポーチとしても普通に使うことができるという優秀なカプセルトイでした。
ちはやふるから入ったファンはもちろん、百人一首や歴史が好きな方、買いですよ。
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