「卓球の日」は、1896年にアテネで開催された近代初のオリンピックで、競技の一つに卓球が選定されたことにちなんで、ITTF(国際卓球連盟)が制定しました。
今回はそんな卓球の日に遊んでほしい名作大ヒット卓球ゲーム
『ポン』についてご紹介します!
45年の時を経て復活した『ポン』!
『ポン』は1972年にアタリより発表された卓球ゲームです。『ポン』誕生から45年以上経った2018年、中国のUnis technologyとアメリカのCalinferが共同開発した『ポン』の家庭用テーブル筐体
『ATARI TABLE PONG』が発売されました。どこかのゲームセンターなどで見かけたことはないでしょうか?。アタリ許諾品として発売されたこの製品は、ガラス製のテーブルの内側にあるパドルとボールが立体で表現されており、点数はLEDで表現される現代風の筐体となっています。価格改定され元の値のおよそ半額、税込み価格29万7000円(送料4万4000円)で購入可能なので、家に置いておうちをゲームセンター風に改造してみるのもいいかも!
いやいや、こんな高いの買えないよ!と思った方もご安心を。テーブル筐体をミニチュア化した
『ATARI MINI PONG Jr.』が2020年のクリスマスから発売開始されています!画面サイズが7.9インチしかないのでテーブルの上に置いて遊べ、難易度を10段階で設定できるAIとの対戦プレイも可能です。こちらの商品は海外向けに発表されておりお値段は149ドルほど(日本円で約1万6000円)。もちろん二人プレイもできるので、『ATARI TABLE PONG』に手が届かない方は是非こちらの購入を検討してみてください!
それも日本では手に入りにくいから買えない!という方はこちらの公式ライセンス品
『アタリポンミニアーケード』がおすすめ。当時の筐体と同じイエローの本体で円形のパドルコントローラーが搭載されており、懐かしさも味わえる製品となっています。こちらも二人プレイが可能なので、家族と遊ぶ用にはもちろんインテリアに一家に一台置いてみてはいかがでしょうか!
世界で初めてヒットしたビデオゲーム『ポン』
そんな世界で初めてヒットしたビデオゲームとも言われている『ポン』は、プレイヤー二人でパドルを操作して画面上を行き交うボールを打ち合うシンプルなゲームシステムです。そもそも『ポン』が生まれるきっかけとなったのは、アタリの創業者ノーラン・ブッシュネル氏が世界初の家庭用ゲーム機オデッセイに内蔵された『テーブルテニス』をプレイしたこと。その後すぐに彼はアタリ社を設立し、『テーブルテニス』に似せて作った作品『ポン』をアーケードゲームとして売り出し成功しました。
出典:Google Arts & Culture
まさかの『ポン』で法廷闘争へ
しかし『ポン』が売り出されて2週間後、そのことを知ったオデッセイの発売元マグナボックスはアタリを提訴。アタリは特許料として700,000ドルを支払うことになりました。ただ、その後オデッセイ開発の一人者であるラルフ・ベア氏が「『ポン』が出なければオデッセイはあんなに売れなかっただろう」と語っている通り、オデッセイは『ポン』の元になったゲームが入っていることから売上が上がったよう。マグナボックスはアタリから思わぬ恩恵を受けることとなりました。
出典:Google Arts & Culture
卓球を広めたいという思いから制定された「卓球の日」。汗を流して友だちと遊ぶ卓球も楽しいですが、ゲームで気楽に楽しめる、懐かしい気持ちになる卓球ゲーム『ポン』をプレイしてみるのも良いかもしれません!