初めましての方もそうじゃない人もドーモ皆さん!フェニックスです!
「ゲームマーケット2016春」にて販売されたタイトルを紹介していくコーナー!
今回で4回目となりました!
今回紹介するタイトルは…
『VELM GALD』!
共通の山札から戦略を整えながら、相手を倒す本格派カードゲームです!
目次
ゲーム紹介
『VELM GALD』は3×3のフィールドで戦う対戦型カードゲームです。
お互いのフィールドの中心にいる「主人公」を「レギオン」と呼ばれる様々なユニットカードを使用して、相手の主人公の「ライフ」を0にすることが目的となります。
『VELM GALD』の特徴は大きく3つあります!
順を追って説明していきましょう。
特徴1.三種類の山札
『VELM GALD』では3種類のカードを使用して戦います。
▲ソルジャーカード ▲ロードカード
序盤の要である、軽量レギオンで構成される、「ソルジャー」
高コストである代わりに驚異的な戦闘能力、特殊能力を持ったレギオン、「ロード」
▲スペルカード
戦闘の補助、時には形成を逆転する使い切りのカード、
「スペル」
これらのカードは種類ごとにまとめられた3つの山札に別れます。
ゲームに設置する場合はこうなります。
ポイントは、毎手番ごとに好きな山札からカードを2枚補充することができるという点です。
例えば、ゲームの初めは軽く戦闘に強いカードが欲しいと思えば、ソルジャーの山札からカードを補充することができ、
相手のレギオンをすぐに倒せるカードが欲しいと思えば、スペルの山札からカードを補充する、ということができます。
これにより、毎ターン自分に足りない戦力を選んで足していくことができるので、非常に戦略的なバトルが楽しめるのです!
さらに、この山札はお互い共通という点もポイント!
各種類ごとに注意すべきカード(要は強いカード)がありますが、その山札を引いたからといって必ず手に入るわけではなく、相手が既に持っている可能性も考慮して補充して行かなければなりません。
これだけで既にワクワクしませんか!?
え、しないって…?そんな人は次の特徴も読みましょう!
特徴2.フィールドと攻撃範囲
次の特徴は戦闘フィールドとクラスによる攻撃範囲です。
まず、ゲームの中心となるレギオンにはそれぞれクラスが設定されています。
クラスは4種類で「戦士」「盾兵」「射手」「魔術師」のいずれかに属します。
このクラスごとに攻撃範囲が異なります。
戦士は前方2ラインが攻撃可能。
射手は2~3マス前の2ラインが攻撃可能。
魔術師は全エリアが攻撃可能です
※ただし、魔術師は「主人公」を攻撃することができません
そして、盾兵は前後左右の隣接した味方レギオンを「戦士」「射手」が発生源の「物理ダメージ」から守ることができます。
それぞれのレギオンの攻撃範囲を意識して、自軍エリアに配置することが大切です!
特徴3.もう一つの勝利条件
そして、3つ目の特徴が『VELM GALD』のGoodデザインとなる「もう1つの勝利条件」です。
『VELM GALD』では使用したカードや、撃破されたカードは「墓地」に溜まっていきます。
この「墓地」の枚数がそのターン使用できるコストの「ルフ」となります。
もしターンの開始時に、相手の「ルフ」が20を超えていれば、ルフがオーバーフローし、勝利します!
序盤にカードを展開していくことで、「ライフ」での優勢は取ることができますが、全体除去されようものなら、墓地のカードは一気に20枚に突入してしまうなんてことも…!
逆に、相手の使用したカードを序盤から駆除していき、先に相手の「ルフ」を20枚に到達させることで、勝利を狙うこともできます!
プレイスタイルに応じて、「ライフ」を削るか「ルフ」をオーバーフローさせるか、得意な勝利パターンでの戦いを見出しましょう!
遊んでみた
ゲードラ編集部で遊んでみました!
ゲームの準備
まず初めに3枚任意の枚数で、山札から引き、最初の手札の準備をします
その後、3枚ずつソルジャー山札からお互いに捨て札にし、レギオンのライフの合計が多いプレイヤーから先行後攻を決めます。
※この処理を行うことで最初の「ルフ」が発生します
ちなみにゲームは以下の4つのフェイズで進行します。
1.スタートフェイズ
ドローとルフのリセットを行う
2.プリペアフェイズ
レギオンの召喚したり、スペルカードを使用する
3.バトルフェイズ
レギオンで戦闘を行い、敵レギオンの撃破や、敵主人公への攻撃を行います
4.エンドフェイズ
ターンを終了します
戦闘後の準備フェイズは行えないタイプのゲームルールを踏襲しています。
しっかりと戦略を練ってからプレイすることが重要ですね!
序盤
最初は「3ルフ」がスタートラインとなります。
全ての「ソルジャー」は0コストなので、取り敢えずソルジャーをドローしておけば、動けないということは発生しないので、1枚は所持しておきたいところです。
対して、「ロード」は強力なレギオンが多数存在しますが、30枚あるうちの6割が4コスト以上のカードとなるため、出番は中盤以降と捉えるのが濃厚です。
スペルは8割のカードが3コスト以下でプレイすることができるので、こちらは比較的手軽にドローしても問題はありません。
スペルは支払う「ルフ」に応じて、能力が増強していくものも多数あるため、事前に準備を整えていきたいプレイヤーはスペルをドローしていくのがオススメです。
特に他のカードゲームと違う点としては、スペルで1枚ドローしただけの場合、通常のカードゲームではアドバンテージは発生しませんが、「VELM GALD」では墓地のカード枚数が次のターンの「ルフ」量となるため、同時にテンポアドバンテージを稼ぐことができるので、非常に有用な戦術です。
中盤~終盤
3~5ターン目には「ロード」が登場していることでしょう。ロードは基本的にソルジャーの倍近いステータスと、強力な効果を合わせ持っているので、ソルジャー単体では歯が立たないことがほとんどです。
それゆえに、ロードは場に2体しか出せないという制約が存在します。無鉄砲にロードを出し過ぎると、手札にロードがダブついたり、相手のロードに対抗できないということも発生するので、扱いは慎重に行うのが良いです。
また、この頃には「スペル」も消費ルフ量に応じた強力な効果が発動できるようになり、展開がヒートアップしていきます!
5~8ターン目ともなると最早終盤です。
ここまで来ると、押しているプレイヤーと押されているプレイヤーの境界が明確になる頃です。
通常のテンポ重視のカードゲームでは、ここからの逆転はほぼ不可能です。
しかし、「VELM GALD」には前述した通り、もう一つの勝利条件があります。
例えライフで押されていても、2枚の「スペル」で相手を全除去に追い込むことができれば、相手のルフをオーバーフローさせることができるかもしれないし、ルフが後2枚でオーバーフローしてしまうような状況でも、2枚の「ロード」から相手のライフを一気に15以上削ることも可能です。
最後まで、ドキドキの展開が楽しめる終盤戦はクセになります!
強カード考察
さてさて、『VELM GALD』はどういう感じのゲームか、というのは伝わった(ような気がする)ので、
ここからはゲードラ的オススメカードを紹介!
初見プレイの参考にどうぞ!
ゲードラ的オススメ「ロード」
「業龍・グランノヴァール」
召喚時に、5ポイントの魔法ダメージを与える、超絶強力なロードです!
※魔法ダメージは防御力によって軽減されません。
5ポイントのダメージがあれば、大概のレギオンは撃破可能なので、コスト④でロード1体を破壊できるスペルの「ソウルハーヴェスト」をプレイしたこととほぼ同義!
(つまりレギオンとしての性能はコスト①の7/6!ヤバイ!)
ダメージで勝利する場合も、ルフ量で勝利を狙う場合のどちらの戦術でも出番があるカードです!
「カタストロフィ」
2つの戦闘スタイルを使いこなすレギオン。
基本的にコスト⑤の7/6 戦士レギオンとして使用することがほとんどですが、魔法力があるという点で恐ろしく強力!
魔法力での攻撃はどのエリアからも攻撃が狙えるため、後述する『VELM GALD』での最強級の除去「ディメンションゲート」に耐性を持つという特性も兼ね備えています!
魔術師はプレイヤーに攻撃できないため、プレイヤーに攻撃できる魔術師としての側面も!
もちろん後方射撃も可能で、とにかく使いどころに困らない良いカードです!
「黒翼のアナスタシア」
最強級の除去能力を持ったレギオンです!
『VELM GALD』では戦闘の要は戦士のレギオンです。戦士のロードを後方エリアに移動すると、レギオンは1ターンに1マスずつしか移動できない性質上、前線に参加するまで3ターン必要とします。そうなると敵は3ターン移動したエリアをガラ空きにするのか、というとそんなことをすれば、敵のロードの攻撃を真正面から受けるリスクが高くなるため、何かしらのレギオンの配置を余儀なくされます。
そうなればこっちのもの!
敵のロードを1体無力化したも同然です!ロードは場に2体しか出せないため、これを受けた方は相当な痛手!
このレギオンはコスト④のスペル「ディメンションゲート」を搭載しているようなものなので、カタストロフィと同じ考え方でいくと、レギオンとしてのコストは実質0!
テンポアドバンテージの申し子と言ったところですね!
ゲードラ的オススメ「スペル」
「岩石の召喚」
先手1ターン目に撃つと圧倒的に有利になれるスペルです!
撃つポイントはもちろん相手の前線の中心!
そうすると、次のターンでは自分のみがルフが増えた状態でスタートでき、かつ相手の壁は1枚しか無い状態となるので、ほぼ確実に初撃を通すことができます!
終盤で除去の後に使用すれば、相手は為す術なし!
「ディメンションゲート」
敵レギオンの移動の強さは「黒翼のアナスタシア」で述べました通りです!
こちらはスペルなので、使用した次のターンにはルフが増えます!続けて次のロードを展開することも容易!
逆に自分がロードをプレイする際には必ず気をつけたいカードです…。
「スケープゴーレム」
わずかコスト①で相手の算段を覆すことのできる圧倒的パワーカード!(は言いすぎかもしれませんねw)
相手ターンに行動できる「妨害」カードは貴重な対抗手段!
しかも次のターンには、ルフが増えるので目に見えるテンポアドバンテージを得ることができます。
相手がコストを①残していたら警戒すべきカードですし、持っていなくてもコストは①残して、警戒させることもできます!
それほどに危険なカードなのですが、ぱっと見は強くは見えないかもしれません。
やはり体感するのが一番早いです!
そして最後にソルジャーです。
ソルジャーは好きなのクラスを使っていきましょう!
投げやりなわけではないですよ!
序盤から相手のライフを削りに行く、ビートダウンを狙うのであれば、戦士か、射手を優先的に獲得していくのが良いですし
、
序盤はスペルでルフを溜め、中盤にロードで一気に攻めるミッドレンジ的な攻め方をするのであれば、序盤の猛攻を防げる盾兵をチョイスするのがオススメです!
魔術師は、まあその……
色っぽいのでオススメです!
編集部コメント
『VELM GALD』はどうでしたでしょうか!カードゲーム好きなフェニックスとしては大満足の一品です!
「イエローサブマリン秋葉原店」でも委託販売を行っているようですので、気になった方は公式サイトをチェックです!
※2016年6月現在