昨年末に「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」も発売され、空前のスマブラブームになっていますが、そこで困るのがコントローラ。
スマブラSPは最大で8人対戦ができますが、前作までもゲームキューブコントローラや公式のジョイパッドであるいわゆるProコンが必須。Nintendo Switchのジョイコンでも遊べないことはないけど、スマブラやり込むなら、やっぱり普通のコントローラで遊びたいのが本音。
しかし、公式のProコンは結構いいお値段するんですよね…。
そんなところに救世主としてサイバーガジェットより発売された
「CYBER・ジャイロコントローラー」。
今回はこのサードパーティ製ゲームコントローラがどれくらい使えるのかレビューしていきます。
追加機能が豊富な多機能コントローラー
「CYBER・ジャイロコントローラー」はサイバーガジェットから発売されている多機能ゲームパットです。
無線と有線の2種が発売されており、価格はそれぞれオープンプライスですが、Amazonで無線は5,439円(税込)、有線は安めの4,776円(税込)となっています。(2019年1月21日現在)
色も無線/有線タイプともブラック/ブルー/レッド/グリーン/ピンクの5色が用意されています。
CYBER・ジャイロコントローラー
左が無線タイプ、右が有線タイプ
本製品はSwitchの人気タイトルでは多く採用されているジャイロ機能への対応はもちろんのこと、独自に連射機能、追加の4ボタン、マクロ機能が搭載されているのが特徴。
またWindowsのパソコンや同社が発売するレトロフリークへの使用も可能といった点も嬉しいところ。
▼レトロフリークの紹介記事はこちらから
「レトロフリーク ベーシック」を開封して一通り遊んでみた!【基本知識編】
「レトロフリーク ベーシック」を開封してとことん遊び倒してみた! 【応用編】
Proコンとの比較
機能面
まず、純正製品となるProコンと機能面の比較すると対応していない機能は振動、NFCです。
振動は対戦ゲームに置いてはOFFにすることが多くなるのでそこまでデメリットは大きくないですが、ストーリー性のあるゲームでは演出の一環として取り入れられていることが多いためその点は注意しなければいけないところ。
NFCはamiiboを使用しない人にとっては不要の機能となる為その点も併せて注意しておきましょう。
Proコンと並べるとこんな感じ。
+-ボタンやホームボタンの配置に多少差はあるもののほぼ一緒の形状。
使用感
持ったときの重さはかなり軽めのコントローラーとなっています。
重さについては好みによるので軽めのコントローラーが好きといった人にはピッタリ。
持ち手に高さが有るためしっかりと持つことができ、グリップ感も良好なので滑って落としてしまうといったことは無さそう。
純正のProコンは245g
有線タイプは約160g、無線タイプは約170gで純正よりも75~85gほど軽い。
無線タイプの方が少し重いのはおそらくバッテリー分。
ボタン
・A/B/X/Yボタン
押し心地は悪くなく、ボタンの外側などを押したときに引っかかるような違和感などもありません。
また、Proコンと比較するとProコンよりボタンの高さが少し低めになっているので、アクションゲームなど激しくボタンを押すゲームには向いていそうです。
・L/Rスティック
Proコンより軽めになっており、Rスティックのみ高さが低めになっています。
早い動きが得意な印象。
基本的な配置はProコンと一緒。
キャプチャーボタンは左上に移動、右上には連射/マクロ設定用のボタンが追加されている。
・L/Rボタン
クリック感が少なめになっていることもあり、ちょっと耐久度に不安がありそうな印象でした。
特にゲームにはよりますが、Rボタンにおいては押す頻度が高いボタンなので耐久度には注意したいところ。
L/Rボタンの配置はProコンと一緒。
・ZL/ZRボタン
深めのトリガー式となるので押し込みでの連打には向かなそうな印象。
しかし、この点は連射機能を搭載しているため、うまくデメリットを打ち消せている模様。
むしろハイブリッドなつくりとなっているとも言えます。
ZL/ZRボタンはProコンだとクリック式だが、本製品では少し押し込む感じになっている。
・ジャイロ
Proコンと遜色がなくズレも殆ど感じませんでした。
サードパーティー製はズレやすかったり、感覚が違うといったことが起きやすいことが多いですが、そういった感じが全く無かった点では良い意味で非常に驚き。
完成度の高いマクロボタン
最後に本製品の目玉とも言えるマクロボタンについてだが、こちらは驚く点がとても多かった。
普通、サードパーティ製のコントローラーにマクロを入れたり、キーの割当をする場合はPCへの接続をした上でPC内での設定が必要になり非常に煩わしいことが多いのですが、なんと本製品では対応端末に接続さえしていればその場でマクロの割り当てをすることができます。
背面には4つのマクロボタンが搭載されている。
方法も至って簡単。
1.TURBO/MACROボタンを五秒間長押し
2.コマンドを設定したい任意のマクロボタンを押す
3.割り当てたいキーを押す
4.TURBO/MACROボタンを再度押せば完了
そしてマクロボタンと言うだけあってどのボタンをどのタイミングでどれくらい押したかまで記録することができます。
わかりやすく言えば、格闘ゲーム等においてコンボのコマンドを記録しておけば全て最後まで入力してくれるということになる。(必殺技ボタンが作れる!)
短く入力しておけば、キー割り当てとしても使えるので例えばスマブラSPでも、X+Aの低空技コマンドなどを入力しておけば簡単に出すことができる。
中央のランプはSwitch接続時にはプレイヤーランプとして点灯する。
ただ、注意しなければいけない点として、競技型ゲームなど運営がそのコントローラーの使用を許可していない場合、最悪アカウントが停止される事などがあるので遊ぶタイトルごとにしっかりと確認しなければいけません。公式の大会に持ち込む際なども大会ルールとして使用を禁止されている場合などがあるのでその点も注意しておきましょう。
連射機能については、サードパーティ製コントローラによくある機能なので特別目立った点はありませんが、使いやすそうな場面としてスプラトゥーン2でパブロなどを使用する場合、マクロボタンに攻撃ボタンを当てておき、どちらかを連射設定しておくことで戦うときと塗るときでの使い分けなどもできそうです。
CYBER・ジャイロコントローラーの総評
公式のProコンより安価で入手でき、非常に多機能なCYBER・ジャイロコントローラー。
一部のボタンの耐久度等に多少の不安はありそうですが、普段使いなら全く問題なさそう。
マクロや連射機能はガチ対戦時は控えることが多い機能ですが、一人プレイでは大活躍しそうですね。
編集部ではスマブラSPを8人対戦する時に、足りなかった分に本製品を追加して遊んでいます。
ゲードラ編集部が考える本製品をオススメしたい人
・振動(HD含む)を必要としない人
・対戦ゲームを本格的に遊びたい人
・Proコンは既に持っているがもう一つ本格的なコントローラーが欲しい人
・Proコンも良いけど、ちょっと予算が…という人
・コスパ重視で使えるコントローラが欲しい人
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