東京ゲームショウ2016にて、バンダイナムコエンターテインメントのブースでは、10月13日発売予定のPS4向けVRタイトル『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』や、11月22日発売予定のPS4/PS Vita『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』、その他スマートフォン向けアプリを含めると20タイトル以上が展示されている。
その中でも今回はVRMMORPGをテーマに大ヒットした原作小説「ソードアート・オンライン(以下、SAO)」がベースとなっている新タイトル、2016年10月27日に発売予定のPS4/PS Vita向けRPG「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」を中心にブース紹介をしていこう。
『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』試遊レポ
ゲームの舞台は原作小説第1巻で主人公キリト達がプレイしていたVRMMORPG「SAO」のプログラムを、ほぼそのまま再構築したそっくりな世界で、「Sword Art : Origin」と名付けられている。「浮遊城アインクラッド」は階層が深くなるほど強力な敵が現れるシステムだったが、本作では広大な平面マップになっている点が大きく異なる。
今回、試遊できたのはTGS2016初出しとなる、ボスレイド戦で「SAO」で言うところのいわゆる階層ボスにあたる。「蛮王への謁見」に出現する巨大ボス“ヴァイス・ザ・コボルロード」の討伐が目的で、プレイヤーは小説でなじみのキャラクター、アスナやリーファら15人のAIと共にこのボスに挑んでいく。
ボスモンスターは尻尾、左右の膝、腹の部位判定があり、まずは両膝のゲージを削り切るとボスが地面に膝をついてダウン。弱点の腹を狙いやすくなる。こういった重要な攻略情報は、レイド開始前に「攻略会議」と呼ばれるムービーで説明される。会話は勝手に進行してしまうので、もし試遊を予定しているのであれば、キャラクターの会話から目をそらさないよう注意してほしい。
15人のAIと聞くと画面がゴチャゴチャとしたお祭り状態を想像するかもしれないが実際にプレイしてみて『SAO -ホロウ・リアリゼーション-』のAI達はけっこう賢い。がむしゃらにボスに突っ込んでいって倒れるということはなく、ある程度体力ゲージが削られると「限界です」などと喋りながら、後方へ移動し被弾を避けるような行動をとり、こちらで回復・ターゲットに集中攻撃、ボスの攻撃注意などの指示を与えれば的確にアクションしてくれるのだ。万が一AIがダウンした場合、プレイヤーキャラクターが近寄って「◯」キーを押せば復活も可能となっている。
戦闘の難易度はわりと低いと感じた。もちろんコンボを決めたり、タイミングを見計らって指示を出しつつ強攻撃を出す、などスマート&スピーディなボス討伐を目指すなら、それなりの腕前が必要になるが、正直なところアクションゲームが大の苦手という筆者でも、15人のAIに指示を出しつつ立ちまわって攻撃。というアクションを初プレイでもサクサクこなすことができた。
現実の世界でも「SAO」のようなVRMMORPGが夢じゃない……という時代がすぐそこまで近づいているが、まずは本作『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』に触れてみてはいかがだろう。
新作タイトル試遊台が豊富に!
その他にも間もなく9月21日発売予定の3DS用『ONE PIECE 大海賊闘技場』、PS4向けのアクションゲー『ドラゴンボール ゼノバース2』など、試遊台がいずれも豊富にブース内には用意されていたので、9月17日・18日の参加を予定されている方は、ぜひバンダイナムコエンターテインメントのブースに足を運んでみてほしい。
(執筆:アソウ)